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家族が知るべき経済の話:2022年7月、止まらない米インフレ

こんにちは、夫の方です。
我が家では、毎月ぼくが調べた政治経済状況やお金に関する話を、情報共有のために報告しています。どうやら他のご家庭にも少しはニーズがあるらしく?毎月の報告内容をNoteに書いておけば友達も見れるので、やってみます。
2022年7月が第一弾です。

知人向けにはダイジェスト版の動画を公開したのですが、一般向けにも出せるよう頑張ってみます。

参議院選挙があった

自公の圧勝という感じでした。
そもそも参議院選挙の仕組みは少し復習するといい。参議院は6年任期で3年毎に半数が選挙で入れ替わる。選挙特番とかニュースで「改選」といっているのは、今回の選挙で入替る半数のことで、「非改選」ってのはもう半数のことやな。

あとは、今回の結果で改憲派が2/3を超えたってのが大事そう。
憲法改正案についてはいろいろとあるが、いよいよ憲法改正に向けて動きそう。憲法9条改正問題についても、調べたけど長すぎるので、ここでは割愛。

おまけ

アメリカの消費物価指数上昇が止まらない

7/13にアメリカのCPI(消費者物価指数)の発表がありました。(データはここで見れます
9.1%!!!というとんでもない数値で、ますますFRBの利上げが早まるのではとおどろき株価は下落しました。つまり、1年前より9.1%も物価が上がったということです。
最近の動きはすべて「こいつ(アメリカの物価指数)のせい」なので注目です。

アメリカの過去1年間のCPI (by tradingeconomics.com)

そして、アメリカ景気後退へ?

2期連続(半年間)、GDPがマイナスになったのでひとつの定義的には「景気後退(リセッション)」ということになってしまいました。

これはあくまで「ひとつの定義」であり、正式にはまだわからないのですが、正式発表が出には時間がかかりすぎるので、投資家の多くは景気後退をある程度覚悟しているのではないかなと思います。
ちなみに、バイデン大統領は否定しているように見えましたが、事実は事実として受け入れるべきです。

相場はこの状況をかなり織り込んでいたようで、株価は下がることなく、むしろ悪い材料を出し切ったかのように上昇に向かってはいるようにみえます。

これで本当に2022年1月からの下落は終わったんでしょうか。。?
それは誰にもわかりませんが、インフレがまだ収まる気配がない、もしかして景気後退?ということを考えると、楽観的になるにはちょっとはやいかも。

日銀の金融政策決定会合があった

7/21 に日銀で金融政策決定会合がありました。
日本は引き続き、金融緩和を続けるということで決定しました。
これはつまり、30年間のデフレ脱却に向けて、継続して金融緩和をすすめるということです。

日米の金利差は縮まらないので、円安状況もまだまだ続くんじゃないでしょうか。個人的には近いうちに150円も突破すると思ってます。

日銀の黒田総裁の会見があった。
そのなかで記者からの質問で、「なにが2%の物価上昇達成を妨げていると思うか?」というのがあった。黒田総裁としては、長年のデフレの経験によって、物価や賃金があがらないことが普通というマインドになってしまっていることが大きいと言っていた。
マインドレベルの改革には時間がかかりそう。

同時に、日銀から「経済・物価情勢の展望(2022 年7月)」というレポートがでている。長くて難しいので興味ある人だけ見てみればいいと思うが、日本の安定的な物価上昇までは道のりは長そうだ。。
というのも、今年はエネルギー価格等の高騰で物価上昇率が2%を超えたが、そもそもエネルギーなど外部要因による物価上昇は良いことではない。さらに、2023年と2024年の物価上昇率予測も1%台となる。緩やかに良くなっている?かもだが決して明るい方向ではない。

出典: 経済・物価情勢の展望(2022 年7月)

ヨーロッパもサプライズ利上げした

7/21 ヨーロッパ中央銀行のECBでも金融政策決定会合があった。
ついにヨーロッパでも0.5%の利上げへ。予想の0.25%の利上げを上回りユーロ高へ。

8月のネタになってしまうけど、イギリスも。

住宅ローンの金利の話

このトピックは7月の出来事とは直接関係がないです。
しかし、上で出てきたアメリカやヨーロッパ、日本の金利の話と関連してきます。

いまは、この政策金利が大注目です。我々は住宅ローンを組んでいるので、これら各国の政策金利の影響はとてもうけます。

今の日本は、異次元の金融緩和により低金利で借りられています。日本の脱却できないデフレのおかげで、なんだかんだ長い間低金利で借りられていますが、いつかはやめなければなりません。
今月の日銀の政策決定によればまだしばらくは金融緩和を続けますが、他国との金利差などを考えると、少しずつ金融政策の引き締めにはいってもおかしくないわけです。

まだ低金利が続くのではないか?と考える人のわかりやすい動画があったので紹介しておきます。

我が家の今月の対応

毎月末(給料日後)に、投資商品を購入しています。
今月は先月とあまり変わらないですが、次のように対応しました。

  1. 引き続き、割安と見える株と仮想通貨、米国長期国債の比率を多めに購入します。まだまだ下がる余地はあるので、現金もある程度残しつつ実行

  2. 長期保有の暗号通貨については、可能な限りステーキングして複利効果を得られるように変更。

7月末の配分
※高橋ダンさんの分類を参考に、暗号通貨はコモディティにぞくしています

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