拝啓 香川県の社会人バスケ関係者のみなさまへ
香川県のバスケットボール関係者のみなさん、いつもバスケに携わっててこんな疑問や不満を抱えたことはありませんか?
●こんなにお金かからんし、健康的なスポーツなのになんで周りに理解者が少ないの?
●渡邊雄太選手は、野球に例えたら野茂さんくらい凄いのに、なんで地元ではこんなに騒がれないの?
何故なのか、理由は簡単。
「地元にバスケ文化が根付いていない」からでしょう。
ではどうすれば根付くのか。
少し考えてみました。
2/16、17の小豆島でのBリーグ公式戦があります。地元チームの香川ファイブアローズの試合ですが、ハッキリ言って香川県のバスケ関係者は、興味無い人の方が多いと思います。
弱いから。
知らないから。
NBAのほうがおもしろいから。
いろんな理由があるんだろうと思います。
でも、香川ファイブアローズの選手たちは少なくとも、みなさんより遥かに高い意識でバスケットボールに取り組んでいて、バスケットボールでここ香川県に貢献しようと日々活動しています。当然、僕なんかよりも。
今回僕は、彼らと一緒に「小豆島アローズクエスト」という小豆島開催試合のPRプロジェクトに参加させていただいて再認識しました。
彼らと共に歩まなければ、香川県のバスケットボールの発展はあり得ません。もっとハッキリ言うと、香川ファイブアローズを活かせなければ、地元にバスケ文化が根付くということはあり得ないということです。
そう、自分たちのために彼らを「活かす」のです。
せっかくのオラが町のチームです。
応援して、強くして、地元にもっとバスケ文化を根付かせるべきです。
僕は決して香川ファイブアローズの回し者ではないですが、心からそう思います。
べつに自分さえバスケできればそれでいい。
そういう方にとっても他人事ではないと思います。地元にバスケ文化が根付かないと、指導者が育たない。子どもが上手くならない。バスケへの理解者が増えない。バスケ人口が増えない。練習場所が増えない。会場設備が良くならない…など、自分のバスケ環境にも降りかかってきます。
僕個人の考えですが、バスケ経験者の人は、バスケが好きでバスケがわかっているつもりなら、もっと会場に足を運ぶべきだと思う。そこで、経験者だからこそわかるバスケの本当のおもしろさを伝えてほしい。
●プレーの凄さや難しさ=一見簡単そうに見えて実はめちゃくちゃ難しいタイミングのシュートやパス。
●チームプレーの本当の大切さ=ベンチで鼓舞する選手、コートから戻ってきた選手に声をかける選手の大切さ。
●シーンごとの選手や監督の考え=タイムアウトや選手交代の難しさ。選択するプレーの内容やその選んだ理由。
●バスケ観戦のマナー=審判や選手に対するヤジ。審判の難しさや、ゲームを盛り上げる応援の仕方。
今挙げたようなことは、経験者のみなさんならすでに知っているバスケの素晴らしさ(観て欲しいところ)だと思います。
知っているからこそ、経験者のみなさんじゃないと、地元香川でバスケの素晴らしさをもっとたくさんの人に広められないと思います。
まずはここから。
香川にバスケ文化を根付かせたいなら、プロバスケを観戦するべきなのです。
県リーグだけ頑張っても、独立リーグだけ頑張っても自分のバスケ環境、絶対良くならないよ。
野球だって、サッカーだって、やっぱり競技者が文化を作ってきたから、今に至ると思う。バスケだってそうです。今、Bリーグの影響や渡邊雄太選手の活躍もあって、日本では過去最高にバスケットボールが注目されていると思います。競技者も増えているし、観戦者も増えている。
ただ、地方はまだまだ取り残されている。香川県も例外ではない。
他人事だと思っていると、いつまでたっても自分の環境は良くならない。
本当にバスケットボールを愛しているなら、自分事にしないと。
まずは、オラが町のチームを応援することからはじめませんか?
https://shodoshimagames.tumblr.com/