私の事
私は、東北の太平洋側に住んでいる。
この時期になると震災の記事とか、
映像とか、番組をよく目にするようになる。
「見てて辛くないか?」と
最近になって両親に聞かれた。
辛くないと言ったら嘘になる。
気持ち的には、よく分からない感情。
震災当時はまだ小学校低学年で、
大きい揺れは経験したけど、
津波をこの目で見たことはない。
運良く家族は全員が無事で
今は自宅を再建し、高台に住んでいる。
興味
単刀直入に言うと私は
『戦争の話』や『災害の話』
こう言ったものにすごく興味がある。
私はこの自分の気持ちを、
どうしても不謹慎に感じてしまう。
どうして、何があって、こういった話に
興味があるのか、私もきっかけは覚えていない。
ただ、私は昔にあった事実を知りたい
ただ、昔にあった事実を過去に置いて行かずに、
できる限り語り継いでいきたい。
私の住む“日本”という国は
各国から見ればとても安全だな国と言われている。
確かにそうだ
銃所持している日本人なんて
基本的には見たことがない。
でも私が生まれる何十年も前、
人間が兵器として扱われてきた。
言い方が良くないかもしれないが、
私は、そう思っている。
今でこそ命の尊さ、大切さ、大事さ
というものが重視されている世の中だと思う。
でも戦時中はどうだっただろうか?
神風特攻隊
何人もの若い男性が、
“おくにのため”
そういう理由で、親族や奥さんに手紙を書いて、
航空機や魚雷に乗り込み、敵に突っ込んでいく。
終戦当時7歳くらいだったおばあちゃんに
少しだけお話を聞けた。
「特攻隊に行った人たちは、二度と帰ってこない」
ネットや本でしか見た事がなかった
聞いた事がなかったことを、
私は初めて、肉声で聞くことが出来た。
日本で唯一地上戦が行われたという沖縄。
私は主に集団自決のことを沢山調べた。
高校の頃、学校の図書室で
当時の写真を見た時は言葉にならなかった。
凄く辛くて、泣きそうになった。
何も悪くないのに、何もしていないのに、
色々な理由で、みんな一緒に命を絶っていった。
そういった事実を私は知らなければならない
伝えていかなければならない
終戦記念日や、災害が起きた日が来ると、
毎回改めてそう思う。
自分の国を、都合のいい国だと思う私は、
やっぱり少し可笑しいのだろうか?
できる限り色んな人の声を聞きたい。
情報を隠蔽している、
あるいは改編などしているであろう
我が国は、本当に信じていいのだろうかと
思ってしまう。
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