森づくりを支える~森林環境譲与税~
令和6年から、国民1人あたり1,000円の森林環境税が徴収されています。
その使い道は、県や市町村へ森林環境譲与税という形で譲与され(=渡されて)、森林整備などに使われています。
市町村は自分の市町村が持つ一般財源(市民の方からいただいた税や交付税など)を助ける必要があるので、
譲与税は大変貴重な財源となっています。
森林経営管理制度や、市民への普及活動、木育など、
森林整備に幅広く使えるので、林政を進めるには大切な譲与税です。
全国的に「どう使うか?」が話題となっていますが、
法制度も地域の実情も分かって、企画提案し、実行する人材、
そもそも実行できる事業体がいるかがかかっていると感じます。
「実践する人」が
「考える人」より強いです。
「思想家」より「実践者」が
もっと有名な英雄になり
歴史の中に残っています。
思想家は鳥の生後も埋めないけれど
実践者は歴史を生みます。
実践こそが
生きている学問です。
(鄭明析牧師 著 "夜道を行く人が灯りを下さいと言ったら太陽の灯りを与えなさい"より)
森林や自然環境だけピックアップされがちですが、
やはり人間1人1人がどう考えて行動するかも大切ですね。
※画像引用先:林野庁HP 森林環境譲与税と森林経営管理制度の案内パネル