一人商談経験10回の男が読む。無敗営業「3つの質問」と「4つの力」まとめ後編
無敗営業「3つの質問」と「4つの力」(高橋浩一著)の後半部分、「4つの力」について読み進めていく。
「4つの力」とは
お客様を深く理解する「質問力」
お客様に必要とされるための「価値訴求力」
お客様の意思決定を助ける「提案ロジック構築力」
お客様と共に段取りを進める「提案行動力」
「質問力」
①土台作り➡②切り込む「聞く」
➡③深堀する「聴く」➡④具体化する「訊く」が
基本的な商談の進め方。
②に関しては、自分が質問しやすく、相手が答えやすくするための「枕詞」を使って質問していく。
「前にもお伺いしたことかもしれませんが・・・」(状況説明)
「もし仮に〇〇という点がクリアされたら・・・」(前提変更)
「いただいた時間を無駄にしないために・・・」(質問理由を伝える)
③に関しては、
「と、おっしゃいますと?」(発言内容を明確に)
「具体的には?」(詳細を引き出す)
「なぜでしょうか?」(背景を引き出す)
「他にはありますか?」(課題の網羅感確認、全体像をとらえる)
④に関しては、オープン・クローズドクエスチョンだけではなく下記のような「特定質問」が重要
・条件付きオープンクエスチョン
御社の課題についてここ1か月議論されているものとしては
どのような課題があるでしょうか?
・選択肢付きクローズドクエスチョン
課題の種類はどのような感じでしょうか?例えばビジョン、
マネジメント層のリーダーシップ、戦略など他にも何かあれば・・・
「価値訴求力」
「お客様に質問する」のは、いわばお客様に”借り”をつくること。
「お客様に価値を提供する」のは、お客様に”貸し”をつくること。
無敗営業より引用
価値には4象限あり、好感・共感レベルが高いと感謝をもらいやすい。
「提案ロジック構築力」
提案におけるがっかりの原因は「ズレ」にある。
・要件に対して提案がマッチするという納得感がなかった
・会社の課題や状況を理解していなかった
という意見がズレを感じる要因になる。
①引き出すヒアリング➡②まとめるヒアリング
➡③要件の確認➡④弊社対応の提示
顧客の理解をせずに、弊社対応の話を一方的に話すのは×
「提案行動力」
質問やリクエストに対する反応が遅かった、放置された、
的外れだった営業は動きが悪いとみなされる。
コンペ案件で、お客様にとって決め手になるものは
費用対効果➡既存取引先に安心感があった➡他社が安かったの順に
重視される。
また、プレゼンはクロージングからの逆算方式で考えることが重要。
お客様から頂くセリフを具体化して予想される疑問・反論を対策しておく。
まとめ
無敗営業の後半部分についてかいつまんで記した。
実地経験が増えてきているので、定期的に読み返して振り返りたい。