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不正で上場廃止のグレイステクノロジーの調査報告書を経理視点でまとめました。
成長企業の不正はありがち。
今回の件を勉強して自分が捕まらないようにしよう。
その企業で働いていたり投資をしてたら、関わりがあるだけで安心して生活できません。
今回の事例を勉強し自己防衛の力を身につけよう。
<今回のポイント>
まとめると下記5点が重要だと思われる。
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①売上、原価関連
→架空売上の計上、売上の前倒し計上、架空原価の計上
②不正当時の内部状況
→上場企業としてのプレッシャー、前会長への依存度
不正を組織で正当化する企業風土
③隠蔽工作
→売上代金の入金、残高確認状の偽装、納品物偽装、
顧客対応メールの偽装
④不正用資金の確保
→新株予約権、ストックオプションを悪用
⑤調査委員会の調査の限界
→関係者は死亡、又は退職済み
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今回は高齢オーナーがどっしり構え、上場したての企業にありがちなパターンだった。
不正に至る理由としてはありきたりで、
「四苦八苦しながら上場に漕ぎ着ける→業績のプレッシャーに押しつぶされそうになる→不正に手を染める」という流れ。
高齢だからなのか、どうも世間体を気にして不正に染めるオーナー企業はいるものだ。
<不正の手口>
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