ログリー社が発表したmoto社(転職アンテナ)の減損で感じたこと
転職アンテナ(moto株式会社)を買収したログリーですが、取得後1年経たずに減損。開示資料を読んだので所感を書きます。
moto株式会社とは?
副業で数億円稼いだmoto氏が創業した会社で転職アンテナというwebメディアを運営している。
SEOはmoto氏のTwitterや書籍によるマンパワーに依存していたものの、"副業"というワードでForbesや日経などから取材を受けており被リンクに権威性がありwebメディアとしての価値を高めている。
<買収時のmoto株式会社の業績>
売上高:316,895(千円)
営業利益:80,347
経常利益82,404
当期純利益:57,142
総資産:240,951
純資産:155,157
買収額は7億円+3億円のアーンアウト(買収後の成功報酬)の合計10億円となる。
PERが12倍前後だが、総資産が2.4億円のため再計算すると利益の8倍となり少し高いぐらいだろう。
{7億円(買収額)-2.4億円(総資産額)}÷0.57億円≒8倍
webメディアの買収相場は利益の3〜5倍と言われている。
今回は利益の8年で換算するため3年分(約1.71億円)が上乗せされている。
motoという人材にはプレミアムがついており、転職アンテナを設立3年で売上高3億円、営業利益率25%の事業に育てたので、まだ30代の若い人材を数年間のロックアップで獲得したと考えると妥当な気はする。
あとはこの人材を買収側のログリーがどう扱うかに注目される。
ログリー社とは?
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