プロフィール

ウェブメディア「経理の手帳」の管理人です(/Twitter)。
大学で会計学を専攻し卒業後は経理部に配属されて以来、会計・財務の世界で働いています。
マザーズ(現スタンダード市場)や東証一部(プライム市場)などの上場企業を中心に経歴を積み、「上場企業経理」を一通り経験ました。
指導役として後輩や年上への業務指導をしたり、リーダーとして連結・開示のチームを率いていた時期もあります。
また経理以外ではシステム導入を経験しており、原価計算システム、経費精算システムなど5回程のシステム導入案件に参画しておりました

経理人材のキャリア形成の手助けになればと思い、書籍や転職サイトの活用方法を紹介する「経理の手帳」を運営しています。
noteでの発信は私自身が実際に悩んだ問題・解決策など、実体験を中心に発信をしていこうと思います。

価値観

地方から上京し東京の大学を卒業しました。
親戚に銀行•証券•税理士事務所などの金融機関に勤めてる人が多かったこともあり、中学生には「会社」というものに興味を持っていたと思います。

新卒でベンチャー企業(スタンダード市場上場)に入社した理由

設立10年程度で従業員数200名前後のマザーズ上場企業に就職しました。
当時は「新卒から経理に配属され、上場企業としての経験を積める」をゴールに新興企業目を向け、特にマザーズやJASDAQに上場している企業に絞って就活を進めておりました。
大学で会計学を学んでいた自分にとって、慢性的に人手不足の新興企業なら新卒でも経理に配属される可能性が高いと考えたからです。また、大手だとジョブローテーションで数年後に経理以外の部署にいく危険性を考え、自然と大手は避けていたのだと思います。
狙い通り、入社して数年で資金調達、管理会計、連結会計といった上場企業の経理として一通りの経験を詰めたと思います。

転職(2社目)で大手プライム企業に入社した理由

2社目の転職では大手で設立60年以上の歴史がある企業を中心に探しておりました。
「業績を伸ばし歴史ある大企業として成長できた理由」を知りたいと考えたからです。
一言で書いておりますが、新興企業に所属していた当時は成長のために投資をするが赤字が続くという状況を目の当たりにしており、収益管理の知見を吸収しその組織文化まで自分の体に染み込ませたいと思ったからです。
実際に働いてみると、ガバナンス(企業統治)や組織体制、企業戦略、社内調整力などは多くの従業員を雇用する企業ならではのノウハウが詰まっておりました。
新興企業では業務スピードを速めPDCAを如何に回転させるかが重要でしたが、歴史ある大企業への転職後は質の違う学びが多かったです。
大手で働く中で、経理の立ち位置として「参謀と番頭」の役割を学べたことは大きかったと思います。

主な実務経験

日常業務:経費精算、支払、費用・売上計上、入金確認
固定資産管理:耐用年数の判定、減損判定、償却資産申告
投資有価証券管理
決算業務:月次・四半期・年次財務諸表、計算書類、附属明細書、法定調書
資金管理:親会社及びグループ全体の資金繰り、銀行対応、私募社債発行
連結会計:PKGの作成、内部取引確認、未実現利益の確認、連結財務諸表の作成
開示:決算短信、四半期報告書、有価証券報告書、注記事項
監査対応
経営分析:原価計算及び差異分析、在庫分析、製品別売上分析、予実分析、資金計画
システム導入経験:経費システム、原価計算システム、固定資産管理システムなど
人材育成:指導経験5名以上、連結会計・開示のチームリーダー経験

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