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子どもの居場所🍀

映画『ゆめパのじかん』上映会&初代ゆめパ所長 西野博之さんトークライブに参加した。

神奈川県川崎市にある「川崎市子ども夢パーク」通称ゆめパのドキュメンタリー映画
ゆめパは誰もが安心して自分らしく過ごせる居場所

ゆめパには禁止事項がない。パークの一角には、学校に行っていない子どもたちが過ごせる場所「フリースペースえん」がある。映画はここに通う子どもたちのお話がメインだった。

素直に、いわゆる不登校の子どもを受け入れてくれる、こんなに温かい場所があることに感動した。自分の好きを見つけて、夢中になるじかんを過ごせるなんて、素晴らしいな、と。

でも、なんかもやもやする。学校に行っている子どもたちも苦しいのでは…
うちの子どもたちも、それぞれ学校に行きたくないと言った時期があった。行かないで、ゆめパのようなところに行けばよかったのかな?私は無理やり行かせてしまったのかな?今、子どもたちは何も言わないけど、行きたくないのかな?私自身も特に中高生時代、学校が嫌で嫌で死にたいとすら思ったこともあった。でも、行く他に選択肢はなかった。そして、きっと行かなかったら今の何不自由ない生活はできてない。

学校がもっと楽しかったらいいんだよね。もう知識を詰め込まなくてもいい時代なんだから、学校で自分の好きをもっとつきつめることができたらいいのに。ゆめパみたいな学校がメインになったらいいのに。
難しいと思う。みんな一緒の勉強した方が効率いいのもわかるし、テストで知識の定着度をみるのもわかりやすいし。だから、それぞれ自由なんて難しい。でも、変わらないと!
今の教育制度は、明治時代に国のいいなりになる人間を育てる、つまり戦争のための教育がベースになってるから、今の子どもたちが学校に不適合なんじゃなくて、学校が子どもたちに不適合なんだ。って、今回のトークライブで西野博之さんがお話してた。

私は子育世代の一市民で、教育に関する団体への所属も特にない。だから、正直何ができるわけではない。ただ、不登校の子どもや、自殺してしまう子どもが年々増加していることとか、学校の現状とか、まず事実を知ることが大切だと思ってる。いつか、何かこの問題に協力できることがあるかもしれないって願って…

西野さんが思う子育ての真髄。それは「生まれた時のことを忘れない」
子どもがとにかく無事に生まれてきてくれたら、それだけで嬉しかったしありがとうって気持ちだったはず。それが一歳になっても立っちができないとか、言葉が遅いとか、だんだん他と比べてできないことばかりが目について、子どもにダメ出しするようになっちゃう。だから、生まれてきてくれてありがとうを思い出して。その気持ちだけが子どもに伝われば、必ず子どもはしっかり育っていく。
いろいろな子どもたちをみてきた西野さんからの、力強いアドバイス。思わず涙がでた。今の自分にできることは、このことだけだ。忘れないよ、あの子たちが生まれた時のことを。


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