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「紫式部が生きた時代の文学と社会」④

毎回、講義前に司会の方が大河ドラマのテーマ曲を流してみんなの気分を高めてくれる(?)のですが、今回はピアノバージョンで♬

第四回
『富士山南麓の赫夜姫(かぐやひめ)の物語〜富士山の縁起を知る〜』
静岡県富士山世界遺産センター
学芸課 教授 大高康正先生

先生の研究テーマは… 富士山信仰、寺社参詣史および参詣曼荼羅 と。
いつもギャップ萌えを楽しんでいるけど、今回は先生の見た目とキャラのギャップというよりは、今までの内容とのギャップを楽しみました😆

「縁起」というと縁起が良い悪いくらいしか知らなかった💧5個くらい意味があって、「寺社、仏像、宝物などの由来。または、霊験などの伝説。その文書。」もそのひとつ。寺社のパンフに書いてあるときもあるらしい。(家にあるパンフには記載されてるものはなく残念😢)
その縁起の中でも、富士山縁起についてのお話。赫夜姫説話は、かぐや姫伝説を、富士の南麓に設定し、富士山信仰との深い関わりを伝えた物語。
ちょっと難しい内容で… 私の理解が正しいか微妙だけど、要するに富士山の祭神は女神であるというところから赫夜姫が祭神となり、この地域にはかぐや姫にまつわる浅間神社が多くある。例えば、かぐや姫のおばあさんが祭神の今宮浅間神社、おじさんが祭神の滝川神社、かぐや姫生誕の地竹採公園などなど。

なんで、平安時代の講座でかぐや姫?

理由、みっけ😃

竹取物語は日本最古の物語。作者、成立ともに不明だが9世紀後半には完成していて、源氏物語にも「物語の出来はじめの祖」とある。
このパネルは、「富士山かぐや姫ミュージアム」内のもの。さては、かぐや姫の講座を受けてこのミュージアムに興味を持たせる作戦だったのか?だとしたら、まんまと嵌ったわけだけど、なんだかここ楽しいぞ😃

富士山かぐや姫ミュージアム内、幻想的✨
@静岡県富士市伝法66番地の2

ちょうど(?)、夏のテーマ展「千年を写す〜文学にみる富士の景色〜」が開催(〜8/25まで)。文学作品の中に富士山周辺を舞台としたものが見られ、時代を越えて今に伝えられている。その浮世絵、絵画、版本の展示。

紫式部観月図
赤染衛門『栄花物語』
三十六歌仙のひとり 藤原兼輔(紫式部のひいおじいさん)の歌
三十六歌仙のひとり 藤原元輔(清少納言のお父さん)の歌
三十六歌仙メンバー

おもいっきり大河ドラマに便乗(?)した展示もあれば…

新古今和歌集&古今和歌集
在原業平『伊勢物語』
歌川広重 竹取物語の一場面
色や配置が素晴らしくしばし見入ってしまった✨

各時代の作品をまんべんなく惜しみなく展示されていて、見応え充分👍
なんとこのミュージアム、入館料無料!撮影可!!富士市、太っ腹〜🧡

2004(平成16)年ものの富士山頂の鳥居
富士山頂までいかなくても、ここで山頂の鳥居だけは拝めるなんてありがたい😌

ミュージアムの外側もこんな鳥居があったり、民俗資料館や県指定有形文化財の旧稲垣家住宅があったり盛りだくさん!!
全体が公園(広見公園)になってて、お花見、散歩などに最適👍無料駐車場も完備。まあまあの頻度でイベントもやってたりする。子供から大人まで充実した時間を過ごせる素敵な場所😊って、富士市の宣伝部長みたいになってきちゃったので、公園のことはここまで〜

正直、第四回の歴史講座はお話をきいてるだけでは掴みづらく、ミュージアムに来て版本とはいえその時代を感じられる資料を目の当たりにすることで、感じ入るものがあった。
千年前も富士山がここにあって、人々を魅了し、伝説までうまれ、今に語り継がれている。ただただ尊い。

講座終了後、お隣だったおばあさんに「今日のお話はちょっと難しかったですね」と話しかけたら、「わたくしはだいたい知っているお話でした」と😳
歴史が好きになってから日がまだ浅い若輩者が申し訳ありませんでした💦もっと精進いたしまする〜😆

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