ペテロとオレオの壁
“ペトロケミカル”と“オレオケミカル”という言葉を聞いた事はあるでしょうか?
“ペトロケミカル”は石油化学と呼ばれ、地中から掘り出された原油から発生する化学技術を示します。イメージをしやすいのがガソリンやプラスチックなどです。現代社会の基盤を作っています。アラブ諸国から掘り出されるイメージもあるでしょう。市場規模も莫大です。
それに比べると“オレオケミカル”は小さな市場規模です(世界規模でみると大きいですが)。
“オレオケミカル”は油脂化学と呼ばれ、パーム油やヤシ油など、植物・動物油脂を原材料として、製品を生み出す化学のことです。
近年、地球環境への関心が高まり“持続可能性”という言葉を聞くようになったと思います。ワタクシ“Morio”は“持続可能性”は資源を生産できる事と理解しています。
石油は地中に埋まっている資源の為、使い続けるといずれ枯渇してしまう。
一方で植物・動物油脂は何度も生産できる。(動物によるメタンガス・CO2、焼き畑プランテーションの問題は一旦置いておきましょう)
この事から“オレオケミカル”が着目されているのです。
Morioは、オレオ・ペテロのどちらが良いと言うより、どちらも大事な資源だと考えています。ペトロでなければいけない分野はありますし、そこは貴重な資源として大事に使用するべきだと考えます。オレオでできる分野を対応していけば良い。そのように考えています。
個人的にはもう一つ、オレオの可能性を強く探りたい理由があります。
祖父が油脂業を営んでおり、それに育てられた人間だからです。油脂業界に対して貢献したい思いがあります。
つらつらと書いてしまいました。
故に本来は石油系とそうでないものに分ける必要はないのですが、油脂の可能性を強く探る為、また大切な自然の中で遊ぶスポーツである事から、あえてオレオメインでのスキーワックス開発を行っております。
シーズンを終え、開発の壁にぶち当っている最中なのですが。
先日、旧知の化粧品開発者と話す機会があり、他業界で行っている考えや施工を取り入れてみるのもよいと考えています。
まだまだ開発の可能性を探っていきたい。
そう思う雪どけの春であります。
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