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涙を流せてよかった #ペットロス
※以下は今年4月に書いたものです。
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今日は猫のミーちゃんの一周忌でした。
人生最大の後悔から一年。
養老先生の本に、身近な存在が亡くなったら…という仮定には意味がない、亡くなったらその時のあなたは今のあなたとは変わってしまっているから、というような言葉があり
今、というかこの一年は、その言葉をひたすら痛感する日々でした。
自分は変わってしまった、と思います。
傍から見たら何も変わっていないように見えるかもしれないけれど、何か全然違う世界にいるような気がしています。
ペットロス、って言葉にすると響き軽いですが
これで死ぬ人もいるんだろうな、って簡単に想像できます。
猫で?と思う人が大半かもしれませんが、大切な存在に猫も人も関係ないんです。
私は昨年祖父を亡くしましたが、事情があり一度しか会ったことのない祖父だったので、大して悲しくはありませんでした。可哀想だな、と思っただけで。
二親等って、結構強い血縁だと思うのですが、この程度なこともあるんです。
私の中では祖父よりミーちゃんのがずっと強いんです。
話が逸れました。
大切な存在、守りたい存在がいるのなら、
まず自分を大切に、しっかり休んで、健康と正気を保てる状態でいること。
まず自分を大切に、ってよく聞く言葉ですが、本当なんだと身を持って知りました。
なぜなら、心身が健康じゃないと、見逃しちゃいけないタイミングを見逃してしまうからなんです。
あ、やばい、と判断する、動く。
それができない、あるいは、できても、様子見ようか、なんて思ってしまう。
それじゃ大切でも守りきれません。
昨日一周忌を前にまた泣いていて、ああでも人間が涙を流せてよかった、とふと思いました。
感情を流し出してくれるような気がして。
込み上げてくる感情が自分の中にずーっとあったら、もっとまともでいられなかったと思います。一年。
人間、うまくできてるななんて思っていました。