「杜ノ庭どうぶつ病院」という名前に込めた願い
こんにちは。獣医師の田代修です。
沖縄県西原町にある動物病院「杜ノ庭どうぶつ病院」の院長をしています。
今日は、私と私の病院について、簡単な自己紹介をさせてください。
「石の下の世界はすごい!」
子どもの頃から生きも全般に興味があった
私が「獣医師」という職業に出会ったのは小学校1年生か2年生の頃のことですが、それ以前から生き物全般に興味がありました。
動物を飼える家庭ではなかったのですが、とにかく「虫」が大好き。
大きな石をひっくり返すと、たくさんの生き物がごった返しでお祭り騒ぎのようになっていますよね。
「石の下の世界はすごい!!!」
当時の私は、石の下の世界を見るのが楽しくてたまらなくて、毎日のように石をひっくり返しては「今日も元気かな〜?」と生き物たちの世界を覗き込むような子ども時代を過ごしていました。
「人」と「自然」の架け橋になれるように
あれから随分と時間が過ぎ、今、私は40代半ば。
2019年に沖縄県西原町で開院した「杜ノ庭どうぶつ病院」は、今年で5年目を迎えます。
ただ、子どもの頃に感じた生き物、自然への関心は、質は違えど今でも抱き続けており、それは「病院の名前」にも影響しています。
ここで、私が院長を務める「杜ノ庭どうぶつ病院」の名前についてご紹介させてください。
まず「杜ノ庭」の「杜」は草木が生い茂り、動物たちが生きる自然界のこと。それに対して「庭」は、私たち人がつくりあげたものです。
人は、本来、自然界に生きる動物の一員です。
だからこそ、人は「自然」を感じられるものに癒され、共に生きたいと願うのではないでしょうか。
そんな願いを込めて「杜ノ庭どうぶつ病院」と名付けました。
人と動物が共に生きるのは簡単ではないけれど。
人は、自然の一部であり、多くの人は自然と共に生きたいと願っているのではないかと思います。
ですが、それを実現するのは簡単なことではありません。
事実として「動物と共に暮らしたい!」と思って動物を飼い始めたけれど「思ったようにいかなかった……」と感じる方は少なくはありません。
たとえば、
などの悩みは、一部の方に限られたものではありません。
ですが、動物との生活は、そうした悩み・大変さを補って余りあるほどの喜びを与えてくれます。
それに、動物たちは、私たち人間が忘れてしまった生き物としての「本質」を思い出させてくれることもあります。
「人と動物が共に幸せに暮らす手助けのできる動物病院」
自然の生き物たちになぜか惹かれてしまうのも、動物たちと共に暮らしていきたいと思うのも、私たちの本能なのでしょう。
だけど、種が違うからこそ理解できないこともあるし、共に暮らす動物は「生き物」だからこそ、ケガをしたり、病気になったりすることもある。
そして何より、彼らのほとんどは私たち人より短命です。
だからこそ、私が小さい頃から抱き続けていた生き物全般への関心は、いつしか
という問いに変わり、そんなことを考えながら獣医師を続けるなかで「人と動物が共に幸せに暮らす手助けのできる動物病院づくり」を目指すに至りました。
「人と動物が、共に幸せに暮らす」とはどういうことか。
これはとても大きな問いで、私自身、まだまだ探究・実践の途中です。そして「人と自然の架け橋になりたい」という願いのもとで開院した杜ノ庭どうぶつ病院自体が、まだ成長途中です。
ですが、この問いは、大きいなものであるからこそ、真剣に探究するに値するものないでしょうか。
「人と動物が、共に幸せに暮らす」とはどういうことか。
この問いを、私たちと一緒に追求・実践する仲間を募集しています。関心をおもちいただきましたら、ぜひ採用サイトをご覧ください。
沖縄県内の方はもちろん、移住者も大歓迎。県内在住者上限20万円・県外在住者上限40万円移住補助もありますので、県外の方のご応募もお待ちしています。
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