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存在感。
なんとなく話したくなった人に
なんとなく電話をかけてみたり。
ふと誰かと話したくなって
思い立つ相手って、とても貴重で。
私にはもう、そんな相手はほぼいなくて。
思い立つのは2人だけ。
この年齢で仕事をしていると、
そんな都合よく繋がることもなく。
それが繋がるありがたさを、奇跡と感じることもなく過ぎてきた日々。
タイミングが合うって結構な奇跡なんだな。
どんなことも。
合わせることも出来るけれど
意図せず合ったとき、自分の存在意義も証明されたような気になる。
足りないものを補う要素になれたような。
必要とされたような。
自分から求めるときは、
相手を必要としていて
足りないものを補ってほしくて。
人に隙間を埋めて貰おうだなんて、浅はかだなと思いながら。
その人でしか埋められない穴は確かにある。
誰かの中に。
あの人の中に。
私でしか埋められない穴があればいいのに。