夜が来るのが怖かったあの頃
私は冬が好きです。理由は、夜空が澄んでいるから。
小さい頃から、夜空を眺めるのが好きでした。
いつか学校で習った、「星の光はいま現在のそれが届いているのではなく、
何億光年も前の光がやっとわたしたちのもとに届いている」ということ。
なんだか不思議で、雄大で、そんな夜空を眺めていると、日々の悩みがちっぽけに感じられました。
そんなわたしが夜なんて来ないでほしい、と思い続けたのはちょうど1年ほど前のこと。
自分の心身のSOSを無視して走り続けた結果、毎晩悪夢を見るようになって