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花に会う:人、という字に咲く花。/あの日、天然水の森で。

2003年から始まった「サントリー天然水の森」の活動。
実は、この公式note「森に、あう。」を担当している”わたし”の父もコピーライターとしてこの活動に携わらせてもらっています。そして、時々師匠と一緒に森に入っては、森の小さな小さな営みをカメラで捉え、エッセイを書いていました。
今も昔も、変わらず森には生命いのちがめぐっています。それらを、ちょっと前のエッセイから感じてみよう、というシリーズです。

サントリー「天然水の森 南アルプス」。
渓流沿いの岩肌で、人、という字に出会いました。
“ジンジソウ”。漢字にすると、“人字草”です。

花を見て、その名前を知った時、驚いたり感心したりすることが、
たびたびあります。今回も、そうでした。
この花を、最初に“人字草”と呼んだのは、だれ?

人字草の花のひとつひとつは、小柄で、清楚で、奥ゆかしい
趣のものですが、たくさんの花が集い、風に揺れる様は、
なにやら、みんなで、ワラワラと談笑しているかのような
賑やかさもあって、見飽きることがありませんでした。

2010.09.28|サントリー天然水の森 南アルプス