忘れ角/あの日、天然水の森で。
「天然水の森」を歩いていると、落とし物に出会うことがあります。
年ごとに生え変わる、雄のシカの角も、そのひとつ。
森の中で、どれくらいの時を経たものでしょう。
写真の角は、ずいぶんと風化している様子がうかがえますが、4回枝分かれしているところを見ると、この角の持ち主が5歳になる時に落としたものでしょうか。
シカといえば、近年、その数が激増して、自然生態系に深刻な影響をもたらしています。ですが、シカも好き好んで、自分たちが食べるものに困るほどまでに増えているワケではないでしょ