サウナで天然水の水風呂に入ったら、ととのいすぎた話。
私は、近年のサウナブームで、まんまとサウナにハマっています。
でも、水風呂に長くは入っていられないのが少し悔しくて。
そういう方いませんか?
でも聞いてください。
この間、山梨のサウナに行ったのですが、そこのサウナに驚くほど感動したんですよ。
もちろん、サウナ室も素晴らしかったのですが、何よりも水風呂が最高でした。
まさに、至福のとき。
普段、わたしは、水風呂に入れて1分程度。
体がキンキンして、耐えられなくなってしまいます。
それなのに、ここの水風呂は、まろやかに肌を包み込み、いつまでも入っていられる。
15度以下の冷たい水なのに。
なにか、特別なのかな、と思いながら、ふと壁に書かれた文字に目をやると「天然水かけ流し」「飲めます」の文字。
え、天然水ってだけで、こうも変わるの?
冷たくて、やさしい水に包まれ、今までにないほど頭がぽーっとして、体がふわりと軽くなる、この感覚。
「へぇ〜それは、なんだろうね。一番のちがいは、塩素のあるなしかな。あとは、ミネラルバランスだろうね。あのあたりだったら、花崗岩じゃないね。玄武岩かな・・・」
あ。
この感動をつい、森の師匠にぽろっと話してみたら、やっぱり。
水の話をしたのに、まったく違う岩の話になっちゃった。
話したわたしがいけないけれど、また、打ち合わせが終わらないよ。
でも、どうやら、水と岩はそこまで遠い関係ではないらしい。
止まらない話を聞いていると、結局は大事な話だったと気が付いてしまうので、うんちく話ってバカにできません。
天然水は、森からやってくる
「サントリーが使っている水は、森からやってきている。」らしい。
そして、驚くべきことに、その水(以下、天然水)、約20年前に降った雨なんです。
もちろん、そのまま天然水になるわけではなくて。
森に降り注いだ雨の一部は、地中の奥深くに染み込んでいきます。
その間に、きれいにろ過されたり、地下深くの岩からミネラルが溶け込んだりしながら、だいたい20年くらいかけて、ゆっくりゆっくり天然水へと、磨き上げられます。
20年前といえば、ちょうどセーラームーンにどハマりしていた頃。
母に黄色い毛糸で髪の毛をつくってもらい、必死に月野うさぎになりきっていました。(とにかく母は何でもつくってくれる。)
わたしが月野うさぎだった頃に降り注いだ雨を、大地は清らかな水へ磨き上げ、現実を知ってまぁまぁな大人になったわたしに、この至福の時をもたらしてくれているなんて。
大地さま、ありがとう〜〜〜〜(叫)
というわけで、地下深くにある岩は各地で異なり、そのため、水に溶け込むミネラルも微妙に変わってきます。
師匠はその話がしたくて、水の話から、岩の話に飛んだというわけです。
なるほど、つながった!
いのちはめぐっている
「それとさ、大切なのは土壌なんだよ。・・・」
はい、次は、土の話です。まだまだ打ち合わせは終わりません。
1番重要なのは、この大地さまに水が浸透すること。
浸透してはじめて、天然水は、天然水として磨かれるのです。
ただ、土によっては、浸透しにくいものもあるそうです。
それは、カチカチの土。
たしかに、公園にあるカチカチの土って水が浸透しなくて、大雨が降るとすぐビチャビシャになっていますよね。
それに比べて、先日訪れた「天然水の森」の土。
歩くたび、地面がふわっと足を包み込むあの感覚。もっふもふの、ふっかふか。
これだったら、水も浸透していきそうです。
そしてこのふっかふかの土は、森が元気な証拠。
なんでかというと…。
草木が生えて、土の中に根を張って、微生物がいて、ミミズなどの土壌生物がいて、とにかく、さまざまな生き物の生きた形跡が、結果、土を耕していることになっているんです。
そのみんなで耕した、ふっかふかの土があるから、天然水ができる。
そこで生きるいのちみんなで天然水を育て、そしてまた、天然水に生かされている。
本当に、いのちってめぐっていますね。
どのいのちが欠けても、この水の恵みをいただけないかと思うと、奇跡としか言いようがないです。
だからもう、感謝すべきは、大地だけじゃなくて、森に存在しているすべてのいのちというわけです!!
おわりに
自然の営みって壮大ですよね。
「水と生きる」サントリーですが、ただ単純に水とだけ向き合えばいわけではなくて、水を守るためには、まず土をもっふもふのふっかふかにする。
そして、そんな土をつくるために、そこで生きるいのちとも向き合わないといけない。
それが本当の意味で、「水と生きる」ということなんだな〜と感じます。
わたしも、人のこと言えないくらい、サウナの水風呂の話からだいぶ脱線してしまいました。
今回も、最後まで見てくださったあなた。
最高です。ありがとうございました。
わたしが関わっている、リニューアルした「サントリー 天然水の森」の公式サイトでは、森が磨いたきらきらした水の写真や動画、かわいい鳥の写真なんかも載せているので、森に思いを馳せながら、見てみてください。
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