4500年の時間の重み
モリンガの歴史は旧く、なんと4500年前から人々の生活に用いられていたといわれています。4500年前は、石器から鉄器へ移行しているような時代です。こんなに前から、北インドでは有用されていたのです。
淘汰される時間というフィルター
時間は、文明の発展に伴って不用なものは淘汰してきています。それによって貴重な動植物が絶滅に追いやられたということもあります。モリンガはそのような中で、淘汰されることなく現代まで生き繋がれています。それは植物としての生命力の強さもさることながら、モリンガが重用されてきたという歴史的事実もあります。
伝統医学アーユルヴェーダで重用
インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、モリンガは300の効能を持つとして重用されてきています、もちろんいま現在もです。西洋医学と並んで国家資格として認められている医療技術です。対処の西洋医学、根治の東洋医学というように言われたりもしていますが、中国でもインドでも歴史によって培われた知見による医療技術は現在も人々の生活で有用されています。ちなみにアーユルヴェーダは「予防医学」に重きを置いているといわれています。
考えてみれば納得 バランスのとれた栄養素
そもそも心身が健やかであれば、怪我はともかく病気の多くは防げるということが解っています。健康の3つの条件として適度な運動、充分な睡眠、バランスの取れた食事(栄養素)といわれています。
モリンガはひとつの可食植物では地球上で最高といわれている90種以上の栄養素が含まれていて、その中には必須アミノ酸全9種も含まれています。
必須アミノ酸全9種がひとつの食品から
もちろん腸内環境の改善に有益な食物繊維も水溶性と不溶性がバランスよく配合されています。これらがひとつの可食植物から摂れるなんていうのはまさに”奇跡”ですね。欧米では”奇跡の木”と呼ばれていることも納得です。
体内で生成することができないアミノ酸9種がひとつの食品に含まれているというのはまさに驚きです。
副作用がない食品
時間は不用なものを淘汰するということを記しましたが、歴史の中で証明されてくるものもあります、それは副作用。モリンガが、長い人類の歴史の中でいまも重用されているのには、副作用がないということも大きな要因です。薬でも認証され一般生活者が活用できるまでには、長い時間と多数の検査が必要です、つまりそれくらい机上では考えれないほど副作用が起こりうるのです、身体というものはそれほど繊細なのですね。
4500年という歴史は、有害なものは淘汰してきています。
どれだけ素晴らしい栄養素があっても、それを受け入れる側のコンディションがよくなければ吸収することができません。先述したアーユルヴェーダでは、身体に正しく吸収されてこそ栄養になると説かれています。
ですから、根気よく継続していくことが大切です、きっとローマと同じく健やかな身体は一日にしてはならないのでしょうね。とくに齢を重ねた身体には。