要求以上の形で答えるのが一流だなと感じた話
皆さんこんにちは!
シンガーソングライターのモリナガマサカズです。
今回はインスタでたまたま見つけた動画で感じたことを書いてみたいと思います。
✅まず時間に余裕のある方はこの動画を観てください。
声優の野沢雅子さんがご自身の体験を語る1分20秒ほどの動画です。
簡単に説明すると
野沢雅子さんのもとに1通の手紙が届いた。
そこには「息子が病気で2月いっぱい持ちません。ドラゴンボールが大好きなんで色紙にサインいただけませんか?」と書かれてあった。
野沢さんは音響スタッフにお願いして、声を録音してもらうことにした。
「おっす!オラ 悟空」
「〇〇くん、ぜってぇに来いよ!
オラ劇場で待ってかんな」
「約束だぞ!!」
と、8月に公開されるドラゴンボールの映画を観に来るよう、悟空の声で少年を力強く励まし、録音したテープを送った。
半年後、父親からもう一度手紙が届いた。
「息子が奇跡を起こしました!劇場で映画を観る事ができ、次の日に亡くなりました。本当にありがとうございました」
という感謝の気持ちが綴られていた。
担当医からの手紙も添えてあり
「私達は日々勉強し、患者さんに1日でも長く生きて貰えるよう奮闘していますが、力が及ばない事も多いです。今回はアニメが持つ力に本当に驚かされました」と書かれてあった。
この時は野沢さん自身も「アニメには凄い力があるな」と感じた。
というのが動画の内容なんですが、皆さんはこのエピソードのどこに感動しました?
勿論、「生きる目的を見出した少年が、医学的な見解を遥かに超える奇跡を起こした」ってところにも感動したのですが、僕が一番感動したのは、最初の手紙を受けとった時の野沢さんの神対応です。
少年の父親からの依頼は「色紙にサイン頂けませんか?」だったわけですが、野沢さんはそれだけではなく、悟空の声で励ます事も実行されました。
「私が悟空の声をやってるからという事でサインをお願いしてくれたんだから、文字だけじゃなく声で励ましてあげた方が絶対いいよね!」
と、ご自身で思ったんでしょうね。
ただこんなふうに、ファンの方やお客さんからなんらかのリクエストを貰った時に
「それぐらいの事は全然させて頂くけど、どうせならこんなふうにしてあげたほうがもっと喜んでくださるかも!」
と「もっといいアイデア」を思いついたとしても、結局実行しない人も案外多いんじゃないんでしょうか?
例えば本当はそうしてあげたいんだけど忙しくて手一杯っていう状況もあるでしょうし、今回の野沢さんのケースで言うと、音響スタッフさんに通常業務以外のお願いをすることで
“ただでさえ忙しいのに勘弁してくださいよ” って内心思われたらどうしよう…
など、周囲への影響とか色々考えちゃうと、
「まっ そこまでしなくてもいいか、お願いされたのは色紙へのサインだし」
っていう判断になっても不思議ではないですよね。
仮に依頼どおりに、色紙にサインを書いて送ってあげるという対応だったとしても、ファン想いな素晴らしい対応だなとは思うのですが、
野沢さんは「どうせなら悟空の声で励ましてあげたい」とご自身で考え、
音響スタッフさんにも「悪いんだけど、テープに録ってくんない?」と自ら協力をあおぎ、ちゃんと実行するあたりが流石だなって思ったんです。
どういった業種なのかに関係なく、きっと一流の人ってみんなこうなんでしょうね☆
①お客さんからなんらかのリクエストがある
②そのままお応えする事が自分にできるベストなのかを問いかける
③もっといいアイデアを思いついた時は必ずやる!!
これをルール化し、実行を重ねていく事で僕らも一流に近づけるのかもしれません。
頑張ろっ♬
✅モリナガマサカズのライブ情報はこちら(随時更新中☆)