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信頼と信用
最近読んだ「ブロックチェーンという世界革命」という本の中で、特に印象に残っているのが「信頼と信用」について記載されている箇所です。
実際のところ、この2つは人によって色々と解釈が違うように感じます。
ちなみに、本書では以下のようにまとめられています。
信頼
きっとそうなるだろうと見なし、その代わりに判断や手続きを簡素化する。
手持ちの根拠で保証されるレベルより高いところへの飛躍を伴うもの。
信用
過去の実績の積み上げ
言い換えると、信頼が未来に関することで信用は過去に関することだと定義しています。
そして、日本人は信頼する能力が低く、「何も知らない人をとりあえず信頼して挑戦してみようという度合いはかなり低い」とし、そのことが日本経済が伸び悩んでいる原因の一つではないかと記されています。
この部分を読んだ時に、「自分たちのしようとしていることはずいぶんと人を信頼し切った形だな」と感じました。
南紀オレンジサンライズFCは、和歌山県の紀南地方を中心として「サッカークラブ×移住×農業」をテーマに2022年より始動します。
20名以上の選手を和歌山県外から集めて、こちらで集めた仕事先で仕事をしてもらいながらサッカーや地域貢献活動に取り組んでもらうのですが、これは選手や現場スタッフが「サッカー・仕事・地域貢献活動」全てを真面目に取り組んでもらうことが大前提になります。
もしこの前提が崩れた場合、自分たちの目標としていることは全て上手くいかなくなります。
なので、最初に移住してもらう選手・スタッフの役割は非常に重要です。
ただ、人選に時間をかけ過ぎると何もスタート出来ません。
そういった意味で、事前に提示した条件等をクリアした選手およびスタッフを信頼することは、クラブ運営に必要不可欠と言えそうです。
ただ、信頼が押し付けにならないように、環境面や待遇面に出来るだけ配慮したり、上手くいかなかった時の対策を事前に用意したりしておくことが大事になってくるのではないでしょうか。
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