ビジネスでの勝ち組になれ!『ゼロをイチにする法則』~第10章~情報解禁4th
日本をサッカー大国にする⚽
さて前回の第9章では、2002年日韓ワールドカップ開催に向けて、GK川口能活選手の獲得の裏側を特別にご紹介しましたが、、、
今回は日本代表のユニフォームを60万枚販売するために行った、『ゼロイチ』の最効率マーケティング手法を2つご紹介します。
①中村俊輔乳首事件
②渋谷スクランブル交差点で巨大サッカーボールが落下
限られたマーケティング予算で、何倍ものマーケティング効果を作り出す💦
当時のアディダスジャパンのフランス人社長(クリストフ・ベズ)に対して、日本初開催のサッカーワールドカップで実施するマーケティング計画をプレゼン⚽
その結果、プレゼンテーションの内容はすべてOkay👍
しかしながら、それを実行するマーケティング予算は我々の提案した金額の50%・・・すべてのプランを計画し、提案した予算の半分で実行せよ!!との指示👨
さて、どうしたら半分の予算で最効率マーケティングができるのだろうか?
国民の注目を集めるために考えた施策は☆彡
まず、場所は日本のサッカーの聖地渋谷の一番目立つ場所を選定👇
渋谷駅ハチ公広場から見上げたところにある、2020年に再開発事業で閉店した、『東急百貨店東横店』の壁
そして、大切なマーケティング手法としてチャレンジしたのが、メディア戦略🔥
民放(TV)各社がその日のニュースネタを探している日中にFAXを送信📶
『渋谷駅の巨大中村俊輔選手の上半身裸の広告が、東京都の条例違反で改善要請あり、本日?時??分から修正作業を開始します』
企業としては本来隠したい、ニュースにしたくない、内容を自らTV局に公表したことで、多くのTVカメラが渋谷駅前に集結し、夕方以降のニュースのスクープ映像を狙った。
10台を超えるTVカメラ、雑誌社、ラジオなど様々なメディアの取材班が集まったことを確認すると、中村俊輔選手の乳首を隠す作業が始まった。
同じ時刻に、サッカー日本代表のワールドカップ仕様の新ユニフォームが発表されて!!
そうです、裸の中村俊輔選手にユニフォームを着せたのです。
そして、各メディアにバイク便で新ユニフォームを配達しました。
これにより、巨額のTV広告費用を支払うことなく、夕方以降のニュース番組で取り上げられ、多くの国民にPRすることに成功しました。
そして、もう1つ
『ワールドカップ試合球』
の最効率PRをご紹介します⚽
2002年日韓ワールドカップ公式試合球の巨大フィーバーノヴァ(Fevernova)が落下(>_<)
渋谷のスクランブル交差点に、4WD車(中古)を路駐
その車の屋根に、直径3m規模の巨大サッカーボールを落下させた。
中村俊輔選手の乳首事件と同じように、この情報を事前にTV局各社にFAXで通知、渋谷警察も出動する大騒ぎに発展💦
多くの通行人
TVカメラ
警察官
・・・・・
同時にバイク便で各社に2002年日韓ワールドカップ公式試合球を届けたことで、その日の夜は多くのニュース番組がこの事件を取り上げ、公式試合球が紹介されるきっかけとなった。
その代わり、フランス人社長のクリストフ・ベズは渋谷警察に呼び出され厳重注意を受けたが・・・PRは大成功だった!!!!!
今回は最効率マーケティングをご紹介しました。
この時代に同じことを実施する勇気はありませんが、考え方としてはどの時代も同じだと思いますので、皆さんもマーケティングの参考にしてみてください。
次回は2002年日韓ワールドカップを通じて、日本スポーツの主競技としてのポジショニングの確立=文化となれたこと
1日20時間体制で活動してきた成果を総まとめしたいと思いますので、楽しみにしてて下さい。