ストーブが来て、卒展に行って、テレビに出た1月
今年は日記をたくさん書こうと思っているので、唐突にこの1週間のことをまとめる。本当は月曜から日曜を書きたいのだが、なにせ唐突に水曜から書きはじめたから、先週の月曜と火曜の記憶はない。その日に書かないとだめだ。
1月24日(水) あわや火事
わが家に灯油ストーブがやってきた。キャンプをたくさんするようになったので、家でも外でも使えるやつがあるといいよねと。
佇まいがかっこいい。
子どもたちには、触るとアチチだよ〜〜〜と伝えてはいたが、今朝は大事件が発生した。
5歳の息子が、彼のお気に入りの毛布、通称「もふもふちゃん」をストーブの上に置いてしまった。溶け始めた臭いで気がついて、家の中は大騒ぎ。
事故にならなくてよかったよ。毛布はキレイに溶けて、冷えるとプラスチックのようになった。その様子を見て「毛布って化学製品なんだな」と妙に冷静になる自分がいた。
本人曰く「寒いから、もふもふちゃんを温めたかった」らしい。
そうだよね。分かる分かる。
夫婦で慌てて処理しているとき、息子はずっと黙っていたが「怖かったね。哀しかったね」と話しかけたら、一気に泣きはじめた。びっくりしたのと、お気に入りのものが溶けて哀しかったみたい。怖くはないらしい。そうなんだ。
どういう感情変化が起きているのか、言語化して教えてくれるの楽しい。
1月25日(木) 昼と夜でギャップがすごい
ほぼ初対面のひと同士がグループになって意見交換をする。そんな会で、楽しく場を盛り上げられるひとはすごい。
今日は、1日に2回もそんな機会があった。
夕方は保育園の保護者会で、トークテーマは「家での遊び方、歯磨きや着替えを嫌がる時の対処の仕方、寝かしつけのやり方」の3本立て。
ちなみに、送り迎えでは男親がいる光景が当たり前になったけど、いまだに保護者会は9.5割女性。なんでだろ。夕方に仕事を抜けるという意味では、夫婦どちらも一緒なんだけどな。
でも、こういうふんわりしたトークテーマで、30分も場を持たせられるのは女性ならではなのかもしれない。主語が大きいけど。
雑談文化が社会人以降の男性にはなくなるという話が、朝井リョウの新作小説(日経新聞の夕刊で連載中)にも出てきて興味深い。
保護者会のハイライトだと個人的に思っているのは「保育園でのすごしかた」の紹介。子どもたちの写真をスライドで流しながら、先生がふだんの様子を説明してくれる。
しかし、今回も間に合わなかった。あのハイライトは保護者会の一番最初にやるから、仕事がちょっとでも押すと間に合わないんだよな。
夜は広報の交流会で、トークテーマは「2023年のトピックスを振り返る、2024年の挑戦」。
夕方と夜で、話す内容の高低差が激しくて、始まる時に1人でニヤニヤしてしまった。Zoomでしか会っていなかった人にも会えて、うれしい再会もたくさんあった。
1月26日(金) 成長しつづけるアイドル
出社してドタバタと仕事をしていたら、ランチを逃しそうになった。どんなに忙しくても、ランチはぜったいに確保したい。
同僚と近隣の中華屋へ14時すぎに出かけて、一瞬でラーメンを食べて帰ってきた。
寒い日だったから、道中はアウターの話になった。この冬、私が毎日のように着ているUNIQLOのウルトラライトダウンは、基本的にインナーに重ねるもので、これ1枚で完結するやつじゃないと指摘されたのが、今日一番の驚きだった。
夜は、娘を連れて本田仁美ちゃんの卒業コンサートで横浜へ。
AKB48は、個々人の成長と組織全体の新陳代謝を楽しむ系オタクな私。ひいちゃんは、この10年の変化が人一倍激しくて、推し甲斐のあるひとだ。
川栄李奈ちゃん、野呂佳代ちゃん、小嶋陽菜さんからのVTRの後に「まだありますよ〜〜」のあおりがあった瞬間、「咲良からのVTRあるか?!」と期待したWIZ*ONE亡霊は、わたしだけじゃないはず。
でも、こんな人気芸人のみんなが駆けつけてくれるくらい、メジャーアイドルになったひいちゃんに感動もしたよ。
1月27日(土) 侘び寂びくんは控えめ
私は予定を詰め込むタイプなので、今日は3つくらいこなしてきた。
午前中は、息子のイボを取るために皮膚科へ。その病院は、いまだに「コロナ対策」と書かれた張り紙とともに、院内の絵本コーナーが封鎖されていた。
まだ漢字が読めない息子たち(2歳、5歳)。彼らは、そんな張り紙を無視して突撃して、勝手に絵本を持ってきた。絵本があるのは見えるもんね。我慢させるの無理では? コロナ対策、まだいる? といろんな疑問が渦巻いたので、わたしは張り紙に気づかないフリして絵本を読んだ。
病院の帰りは、商店街のお花屋さんへ。
見かけるたびに気になっていた大ぶりの枝を買った。ドライにして飾るんだ。わたしが買っている間、息子たちは店頭にならぶ苺の苗から、すでになっている苺をもぎ取って食べようとしていた。苺狩りじゃないのよ。
午後は、テレビ取材の対応でクリエイターのご自宅へ。noteをどう使っているのか、どんな反響や心境の変化があるのか。聞けるのがすごく楽しい。はやく放送が決まって、告知したいな。
夕方は、美大の大学院に通う友人の卒展へ。大人になってからなにかを学び直すのは、本当に楽しそうだ。
収入も止まるし、卒業制作も時間に追われて大変そうだったけど、こういう人が身近にいると、自分の日常の景色も変わる。
彼の卒展のテーマは「侘び寂びと祝祭性の統合」。
「『侘び寂び』は、モノが飽和する今だからこそ重要な概念。
侘び寂びくんは控えめなやつだから、陽キャな祝祭性でやわらかく包んで、みんなの前に出てきてもらったほうがいいんだよね」
そう解説されて、彼が企画して実現させたさまざまな地域でのお祭りのことを思い出した。みんなが参加する余地があって、お互いに補い合って、いつの間にかみんなが仲良くなっている。おもしろい人だ。
わが家も片道10時間ほどかけて参加した、和歌山県すさみ市でのアートキャンプ。楽しかった。
卒業制作や卒業論文をやった人は、ぜひnoteにその内容をアップしてほしいな。
1月28日(日) ネギの青いところ
2歳息子は、いつもキノコのことを「き、き、きのこ」と言う。
めちゃくちゃ可愛いので、家族みんな真似している。娘だけ律儀に「違うよ、キノコだよ」と指摘している。細かいな。
夜は、鯨鍋とネギ豆腐を食べた。
夫の実家、島根には普通のスーパーで鯨が売られているらしい。食べたことがなかったけど、濃厚で歯応えも楽しくとても美味しい。
<鯨鍋の材料>
鯨の薄切り、白菜、大根、にんじん、ごぼう(あれば)、きのこ、豆腐、出汁、味噌
ネギ豆腐は、これまで使い道が臭み取りくらいしかなくて途方に暮れていたネギの青いところを美味しく食べるレシピ。
薄く輪切りにしたやつをじっくり炒めて、強めに塩味をつける。豆腐にちょこっとずつ添えて食べるのが至福。
このnoteを読んでから、手に入るたびに作っている。
1月29日(月) 腹痛から始まる
いつもの保育園への送り。これまでは夫の担当だったけど、年明けからは、夫婦で2人の息子を連れて歩くようにしている。
今日は急に腹痛が襲ってきた。猛烈に痛い。お腹を鷲掴みにして、背中を丸めて息もたえだえに歩く。
そんなときに限って、知り合いに会う。息子を病院へ連れて行く近所のママ友にゼエゼエしながら挨拶。
お迎えギリギリでトイレ行く暇もない時によく借りていたから、保育園のトイレへ我が物顔で駆け込もうとしたら、施錠されていた。
おのれ、コロナめ。
1月30日(火) 出社は楽しい
出社して、大好きな会社の広報さんとランチに行った。
良い会社だなぁと常々思っているが、人には人の数だけ悩みがあるんだなと改めて思った。お互いの悩みは客観視できて、簡単に解決できそうに見えるから良い。
オフィスでは、いろんな人と話せて楽しい。在宅はめちゃくちゃ身体的に楽だし、通勤時間を有効に使えて良い。もう毎日出社の会社で働ける気がしない。
でも、出社すると、会社って最高!ってなる。どこまで行っても、人はない物ねだりだ。
残業していた者同士で集い、同僚と一杯やる。
店選びもトークテーマもお酒もつまみも最高で、良い日だった。
1月31日(水) ひるおび出たよ!
今日も朝は保育園の送りから。道中にある神社へ立ち寄って、境内を走り回るのが息子たちのお気に入り。
上の息子は、いつも神社へ一番乗りするので、私たちがたどり着くと「神社へ、ようこそ〜〜!!」と鳥居の下で両手を広げて出迎えてくれる。可愛すぎて、ぶっ倒れそうになる。
今日は、ずっと準備していたテレビの放送があった。VTRでもすてきにまとめてくださって、スタジオトークでもnoteが大好評で、社内Slackでも社員みんなとガヤを飛ばしながら楽しく見れて、最高だった。
土曜に取材で立ち会いをさせてもらった虫明さんも、嬉しいコメントを寄せてくださった。クリエイターの皆さんのご協力に本当に本当に大感謝。
こんな風にメディアに取材されてよかった〜と思ってもらえる機会を増やしていきたいな。
夜は、どうしてもお雑煮が食べたくて、コトコト煮込んだ。有賀薫さんのこのレシピが、旨味たっぷりでお気に入り。野菜もたくさん食べたいので、大根や人参、きのこ類も追加で。