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今日の1枚「苦手なことはやらなくていい、わけではない」

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森美樹の部屋 小説家・タロット占い師 (hp-ez.com)



タロットカード1枚引き。
シャッフルして左手で選んだカードは。

『ペンタクル キング』逆位置。

最近、Googleマップをあえて使っている。
というのも、道案内する機会が増えたからだ。

今年の6月に母が急逝し、それに伴い実家仕舞いをしなければならなくなった。
捨てられない世代、しかも買い物好きだった母、加えて部屋数が7で面積も広い田舎の庭付き一軒家、荷物がとてつもない。

で、毎週、姉と不用品整理に勤しみ、姉が運転する車で清掃センターまで捨てに行っている。
姉も私も方向音痴、私といえばゴールドペーパードライバー、助手席で地図を読む以外役には立たない。

でもナビがあるし、毎週行く清掃センターなら登録されているのでは?

と思いますよね。
ええ、そのとおりですとも。

問題は、
「実家仕舞いて疲れた心身を労るメシ」のためのレストランやカフェや定食屋を探すことなのだ。
それが私に与えられたミッションである。

私、地図を見るのが苦手です。
Googleマップも、稀に使っていましたが、スマホをぐるぐる回しながら見ていました。
(宮藤官九郎さん作の某ドラマでキョンキョンがGoogleマップを見ながら「西とか東じゃなく上とか下って言ってよ!」と言っていましたが激しく共感しました)
そこを姉に、
「回すな!」とか「スポットライトの先を見ろ!」とか「拡大しなさい!」など、叱咤されながら道案内しているのです。

「わからない、じゃなくて!おまえが案内してくれないとこっちは運転できないの!」
と言われた日にゃ泣きたくなった。
苦手なんだから覚えなくてもいいじゃん、と凹んだ。

しかし、
「苦手でも、苦手と自覚しながらも知っておいたほうがいいんだから。絶対そのほうがおまえのためになるから」
と言われて、別の意味で泣きたくなった。

そういえば、マコなり社長も似たようなこと言っていたな、と思い出したのだ。
(とかく人は身内の言葉は耳に痛くて避けがちだが、他人というか尊敬する方の発言は素直に聞く。内容が同じでも。人様が占い師の門を叩くのも似たような理由からかもしれない。それだけではないだろうけど)

そんなわけで、最近はあえてGoogleマップを使っている。

たまに姉に褒められるようにもなったが。
(褒めて伸ばしてね)
まだ叱咤される。
でも、叱咤されるってありがたいよね。

苦手だと自覚しながら、それでも「知る」を増やしていく。

躓いても、地道に進むよ。

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