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読書記録17『丹下健三と都市』豊川斎赫 -スターだらけの丹下研-
こんにちは、だるまです。夏休み都市関連の本2冊目!『丹下健三と都市』を読み終わりました。
丹下健三について
夏休みに行く予定の展覧会の、予習を兼ねて。
丹下健三は大大大先輩であり、都市工学の創始者であり、「東京カテドラル聖マリア大聖堂」や「代々木体育館」、「東京都庁舎」などを手掛けた建築家です。
内容について
肝心の内容ですが、だるまにとっては少し難しく把握しきれませんでした。
章立てはこちら
第一章 国土と風景
第二章 都市と祝祭
第三章 メタボリストの躍進
第四章 丹下シューレの批判的継承
※丹下シューレ:丹下健三の門下生らのこと
1,2章は丹下健三と富士山、祝祭など、丹下が大切にしていた概念を述べられ理解できました。
しかし、3章のメタボリストと丹下健三との比較説明がもう複雑。
有名人だらけで、人物関係を追うことに必死でした。
ということで、本書に出てきた方限定の人物関係図を作成しました!
スターだらけの丹下研
人物関係図
悪筆で申し訳ありません。右の数字は誕生年と没年です。
こう見ると、丹下研の人々がビックネームすぎて驚きます。
建築界のアイドル大集結スペシャルです。丹下研にはスターの卵が続々と入ってきていたことが分かります。
本書に登場していない人で谷口吉生も門下生です。ちょうど昨日の「新美の巨人たち」で葛西臨海水族園が紹介されていました。
丹下研は現在の東京大学都市デザイン研に引き継がれているわけですが、今机を並べて研究している学生の中から将来のビックネームが生まれるのか期待と不安でわくわくソワソワします。
設計事務所ではないので少し違うかもしれません。
よくわからなかったので
本書だけでは丹下健三とその周辺のことが分からなかったので、展覧会を見たのち槇文彦の『丹下健三を語る』を読んでみたいと思います。
一冊の本から、次の本へとつながるのも読書の醍醐味です。
かしこ