目の前の日常を愛せるように
今日マチ子さんの『Essential わたしの#stayhome 日記』を購入しました。
2021年の5月。妙蓮寺の生活綴方で『Distance わたしの#stayhome 日記』を発売日に買うという奇跡の出会いから一年が経ちました。
『Distance』が発売されてからも、日々SNSでイラストを公開しており、今年もまた#わたしのstayhome日記として発売されました。
せっかくなら、と版元からサイン本をぽちり。ついでにクリアファイルもぽちり。
DからEへ
コロナ禍における日常の風景が切り取られている画集、日記なので、2冊目が発売されたということは少なくとも2年間コロナ禍は続いているということです。
タイトルはDistace のDからひとつ進んで、Essential。ちょっとでも、事態が改善したのでしょうか。
中の絵を見ると、マスクを外している瞬間も描かれています。
Distanceでは青みがかったイラストが多かったですが、Essentialでは少しカラフルになっている気がします。
何より、イラストの光の描き方が格段に変わっています。希望の光なのか、筆者の鍛錬の賜物なのか、とにかく美しい。
目の前の日常を愛せるように
少しずつ、「例年通り」のことができるようになっているのかもしれません。
果たして、「例年通り」に戻ることが良いことなのか考える分岐点に立っています。
その中で、今日マチ子さんのまなざしは優しく、コロナ禍で経験した日常の「ゆらぎ」を捉えています。
人々がどう生活を過ごしたのか、ほぼ毎日描かれたこのイラストたちは大切な記録となることでしょう。
なんでもない日々も愛せるように。
かしこ