怒りが引くと、寂しさに襲われる
誰もが「怒りの感情」を持ったことがあると思います。
怒っているとき、イライラしているとき、どんな気分ですか。どんなことを考えますか。
「あんなやついなくなればいい」
「いっそ、逃げ出そうかな」
「早く◯ねばいいのに」
冷静なときにはまったくもって思わない、恐ろしい感情が顔を出しますよね。
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改めて思うのです。つくづく「怒りの感情」って怖いな、と。
いたってフツーの人が「過激化」し犯罪をしてしまうのも、だいたい「怒りの感情」が原因だったりします。
「怒り」って、本当に必要なのでしょうかね。
なんで人間は「怒りの感情」を抱くようにできてしまったんでしょうかね。
と思うわけです。
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けど、それも結局「波」なんですよね。
ウユニ塩湖のようにピトーってしてる時もあれば、ベーリング海のように荒れているときもある。
人間は怒っているとき、荒れた感情に支配され、普段なら思ってもいない言葉を相手に放ったり、失礼な態度をとってしまいます。
けど少し時間が経てば、どうせその怒りは落ち着きます。波は引いていきます。
怒りが引いて、冷静さが戻ったタイミングで、とった態度や発言に後悔し、虚しくなるんですよね。
涙が出るのも、この「冷静さが戻ったタイミング」だったりします。
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とはいえ「怒らない」というのは人間である以上、たぶん不可能です。
どれだけよくないとわかっていても、その感情が生まれてしまうのは当然であって、仕方がないことです。
怒ったっていい。
怒ったっていいけど、その「目の前の怒りの感情が『引いた後』のこと」まで考えて、人と接したいものです。
「冷静な状態」に戻った時に、後悔しないためにも。