ピンチをチャンスに変える捉え方の力 vol.17

皆さんは何か不幸なことや不運なことが起きた時どのように思いますか？
何で私ばっかりこんな目に遭わなきゃいけないんだろう…て思う方の方がほとんどじゃないかと思います。
聞いておきながら私もそうです（笑）

今ピンチの最中、この思いを何度口にしたことか。
もうちょっと早く対処しておけば。対処と言っても私なりに頑張ったし。
なんて愚痴や言い訳を言っている自分がいました。

誰だって不幸や不運なことは起きて欲しくない。
できればいいことが起きてほしい。誰でも願うことです。

でも人生生きてると必ず不運なことはある。
不運や不幸なことが起きた時に私たちはどう捉えるかが大切になってくるのではないかと思います。

ここ最近私の心に起きた出来事を今日はお話ししたいと思います。

私の心にずっとわだかまっていた、幼少期からずっと親に言われ続けていた「あなたはダメな子」
何十年と言われ続けてきたこの言葉は、どんなにチャレンジをしても
達成をしても最終的にたどり着くのは、結局私はダメなんだということです。
周りからはちゃんとできてるよすごいよーって言ってもらっても、
自己評価はいつも私はダメ。どうせ私なんて..がいつもつきまとう
そんな思考にいつもなっていました。

もう私もいい年ですし、親からも自立しているので、もうそんな風に思う必要もないと自分で気づいていても
長年植え付けられたダメな子という刷り込みはなかなか拭えないものがあります。

先日ご来店されたお客様との会話の中で、そのお客様も10年以上にわたり
親との確執と向き合ってきたとのこと。
「これは私の経験でしかないけど、私は過去親に言われたことを上書きしてみたよ」というお話でした。

過去は変えられないと言うけど未来は変えられる。

そんな考え方があった私には、そんなことできるんだろうかと半信半疑だった。
親に言われた刷り込みは、確かにいいものではない。
でもそのお客様が言うには捉え方を変えてみてはどうかというお話だった。私自身もこの刷り込みを、捉え方を変えたらいいとは分かっていても
なかなかできずじまい。
もしかしたら一生拭えないかもしれない。なんて思っていたところでした。

上書きをする、捉え方を変えてみる。
半信半疑ではあったが改めてやってみることにした。

私の記憶の中にダメな子と言われたことばかりが頭を閉めていて、
実は親なりに私に色々やってくれていたことを思い出した。

特に高校の頃は365日バレーボール。
怪我をすれば病院まで連れて行ってくれたり、遠征までついてきてくれたり、他にもいっぱいあったけども、私のためにいろいろやってくれていたのだ。
私の両親はかなりゆがんだ愛ではあるが、ゆがんだなりにたくさん愛してくれてたんだなぁということに気づいた。
その時ハッとした。
ダメな子だって思ってたけど全然ダメじゃない。
むしろ愛に溢れていたのだ。

ネガティブな記憶だけが先行し、親の愛を受け取れなかったのは自分の方だった。
捉え方をどうしたらいいんだろうと悩んでいたけども、
受け取れない自分が原因だったのだ。
そう思えた時に長年ずっと私の心の奥底にあった固くて重い石が砕けた感覚があった。
しかも跡形もなくなったのだ。とても不思議な感覚だった。

「あんなに悩んでたのは何だったんだろう」って思うぐらいに。
その感覚を感じた時に次の思いがあふれた。
今の私のピンチの状況も同じことが言える。
ピンチだからもうだめだと捉えるのか。
ピンチをチャンスと捉え、このチャンスは自分が成長できる絶好のタイミングが来たんだと喜ぶのか。

捉え方次第で人生は大きく変わるのだと。

これを解釈力というのではないかと思う。
起きた出来事は変えられない。起きたことを悔やむのではなくて
その後自分がどう捉えるのか。これが逆境力とも言えるかもしれないし、
人生を幸せに生きるポイントなのかもしれない。

このピンチを迎え、まさかこんなことに気づかせていただけるなんて
とても幸せな気持ちになりました。

ピンチを脱却できる道が少し開いた感覚もあり、
最後まで諦めないこと。
どんな状況であっても必ず希望の光があるんだと改めて心から思いました。

もう一度聞きます。
皆さんは何か不運な出来事が起きた時にどう捉えますか？

きっと捉え方次第であなたの人生は劇的に変わるのだと思います