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自分を好きになる第一歩はこれから始めた

自分のことが嫌いでたまらなかった時期があった。

今でこそ自分を好きだな、愛おしいなって思えるようになったけれど、そこに至るまでには長い年月が必要でした。

最初の一歩となる出来事は、今から7、8年前にあった仲間のばたちとの会話だった。

その時、ばたちが私にこう聞いてくれた。
「もりこってさ、好きなものあるの?」と。
それに対して私は、
「好きなもの?うーん、ありません」と答えてしまった。
そう、私は自分の「好き」と「嫌い」が全くわからなかったのです。

もちろん、当時も心の中に何かしら好きなものはあったはずだ。
たとえば、魚で言うとのどぐろが好きとか、お米が好きとか、小さなことでも好きなものはあったんだと思う。
でも、その時は本当にそれすらも答えられなかった。まるで、自分の感情が空っぽになっていたような感覚だった。

感情が空っぽというよりも、私は人一倍承認要求を求めるタイプだったので、自分を見ることよりどうやったら、他人に評価されるかと言うことを考えていることが多く、今振り返れば、これは自分の心の中をちゃんと見つめていなかった証拠だった。


自分が何を好きで、何を嫌いなのか。
それがわからないということは、自分自身のことを全く理解していなかったということ。

例えば、「私はすぐに行動に移すところが好き」だとか、「こういうところが自分の魅力だと思う」なんて、まるで他人事のように思えてしまっていた。

それに気づいた時は、本当にショックだった。
子供ですら「これが好き!」「あれが嫌い!」って、はっきり言えるのに、私はそれすらできなかったのかと。

そこから私は、自分の「好き」と「嫌い」を探し始めた。

まずは日々の生活の中で、「これ好きだな」とか「これは嫌だな」と感じる瞬間に気づくことから始めました。

自分の感情に素直になって、少しずつ「自分の好き」を探し出す。

それが、私にとって自分を好きになるための第一歩でした。

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