【日記】生まれ育った土地から遠く離れて、新生活。
10代の頃から、家庭の事情で狭い範囲内を転々としてきた私ですが、
一度、誰も私のことを知るはずがない土地へ飛んでいきたいと思っていたので、
今春入社した会社での配属希望としては、
と言っていました。
結果としては、雪国と分類されるような土地への配属となりました。
たったの数㎝でも積もればニュースになるような土地から、雪国。
配属先が発表された後に社内で引っ越し・入居手続きをせっせか進めていると、
休憩時間に同期が遊びに来て「草」「夏頃遊びに行くわ」と愛あるいじりを残して去っていき、
家に帰ってからも、「あえて冬に行かせていただくわ」というDMを受け取ったりして。
同じく近くへ配属となった同期とは、
「これからここら一帯はおれらの時代になるということですね、、」
と、お互いささやかながら抱える不安を認め合い、励まし合い。
そんなこんなで着任してから結構な日にちが経ちました。
どういったものなのか聞かずにここまで来ていますが、
何だか毎年何らかの表彰を受けているところらしく、
そういった場所を初任地とさせてもらえたのは純粋にとても嬉しいです。
ただ同期が一人もおらず、
リモート研修なんかで他の土地にいる同期らが同じ部屋で受けているのが分かると、
ちょっとした寂しさを感じたり、感じなかったり、中臣鎌足(もういいよ)。
ということで、また新たに始まった新生活にウキウキしたり、
かと思えば疲れて得意の床睡眠(12時間)を炸裂している私ですが、
同時に、
ピアノをまた習い始めることにしました。
クラシックピアノです。
まあギリ通えるであろう範囲内に、ピアノ教室を見つけ、
「全国コンクール入賞者多数」といった旨の紹介文にビビりながら、面接に行き。(面接あるんだ)
と言われてがちがち状態で地獄のような旋律を奏で、
というお言葉を頂きました。
ひとまずやる気だけはあるので、ついていきたいと思います。
教室内コンサートが年内にありますが、
「そこには間に合わないので、来年のコンサートに間に合うように頑張りましょう」
と言われ、
教室内コンサートですら簡単に出ることが出来ない、これからのピアノライフにひるみつつ、気合いでその気持ちを打ち消して、
その帰り道、その足で、新しい電子ピアノを買いに行きました。
「電子ピアノ 最安値」と検索したら出てくるような、
キーボードの(ギリ)上位互換みたいなものしか持っていなかったので。
ボーナス、消えました。
いいのです、、、
自分のお金遣い癖?に飽きれ、これからの社会人人生が思いやられる、、、と頭を抱えながら次の日通勤している途中、
同期からLINEで、
とお言葉を頂き、ですよね!!!と社会人初の大きな買い物を大肯定しました。
それでも、これからはもう少し慎重に、、、
ここで終わろうと思いましたが、
ピアノ教室の面接に行った際、先生に、
「何か弾けるようになりたい曲はないのですか?」
と聞かれて何も答えられなかったところに、自分の甘さを感じたのを思い出したので、そのことも書きます。
正直なところクラシックは自分の性格には合っていないかもと思いつつ、
ピアノが持ついろんな顔を知り、それを自分のものにするには、様々な年代の曲にトライできるクラシックの世界にもう一度飛び込むのが一番良いのかもしれないと考えていたのですが、
実際教室に入会してからは、トライする曲は先生側から与えてもらえば良いと思っていた自分がいたことに気づき、
本当にこれからピアノの音色を真剣に研究するつもりだったのですか?
と自分に疑問を持たざるを得なかった。
あーあ私って、今の今までそれほどやる気なかったんだ。と、自分にガッカリした。
というのが、面接を終えた時に抱いていた一番大きな感想です。
その後いろいろと聴き、
今のところ、ラヴェルの『水の戯れ』という曲が一番好きなので、
ここで共有して今日は終えようと思います。
レッツ新生活、ですね。
(最近、「れっつ、○○」、流行ってますね。イトーダーキイズムを感じる。)
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