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10日間ロサンゼルス旅行エッセイ⑥

ラスベガスをオールナイトで活動した疲労は体に深く蓄積されており、目覚めた頃には夕方になっていた。

朝から何も食べ物を口にしていなかった俺達はホテルのあるトーランスという街を全く知らなかったということもあり、飲食店を探しつつ、街の雰囲気を知る為に外出をする事にした。

きぬた歯科の如く現れたのはレッドホットチリペッパーズの広告。そう。ご存知の通り旅行エッセイ①の税関の話でも登場した略称レッチリだ。
レッチリは実写映画版デスノート、BECKの主題歌にも起用されており、日本人のファンがとても多い。人口15万人のうち、約10%が日本人のトーランスだからこそ選ばれた広告である。
(追記:丁度本日パリオリンピック閉会式に出演!!)
因みに写真の一番左の裸のムキムキマッチョ野郎がアンソニーキーディスという人物だ。
アンソニー。そう旅の相棒アンソニーの愛称はこいつからとられている。アンソニーキーディスが愛称の由来になったのは後々のエッセイでも語るが、今回は簡潔にレッチリのファンで筋トレが好きだからという理由でご納得いただきたい。因みに俺達今回の旅で現地のレッチリ好きの人とコミュニケーションをとる事を目標としている。

飲食店が集まるエリアに行くと面白い張り紙を見つけた。

英訳一切なし。さすが日本人の街トーランス。アメリカ人に忖度する気はないみたいだ。

そして俺達は繁盛している焼肉屋に入った。焼肉屋がある時点でここは他のアメリカの街とは違うようだ。因みに横にはダイソーがあった。

2019年2月22日。中山きんにくんが来店していた。筋肉修行でもしにトーランスに来ていたという事なのか。

結局焼肉屋は1時間程度の待ち時間を要する為、飲食店に入るのをやめて、地元のスーパーマーケットで食料を調達する事に決めた。

ザ・アメリカの日常。カゴもアメリカサイズだった。普通のスーパーマーケットであるが店内にスタバが併設されていた。俺達の感覚だとスタバはご褒美だけど、アメリカの人にとってはデザート感覚なのかもしれない。俺達は買い物を終えホテルに戻った。


決してアメリカ人は笑いを取ろうとしている訳ではない。至って真面目なアメリカ脳筋スイーツを広げ、アメリカンパーティだ。2枚目の虹色ケーキは確か昔、黄金伝説の1ヶ月1万円生活でよゐこ濱口がそっくりなのを作っていた。

「ヘイ!俺の家にある甘い食料をありったけブチ込みまくって作ってやったぜ。しかも特大サイズだ。嬉しいだろ?さぁ!パーティの始まりだ!」
                CV.なだぎ武

脳筋スイーツは当然全て食べられるわけなく、明日以降の朝食にする事に決めた。明日は遂にハリウッド探索、俺達はある目的をハリウッドで果たす必要があった。

追記

スーパーに行く途中、ロマンの塊を見つけた。俺達はリットン調査団ごっこをしたのだった。

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