“不適切”の理由が雑やと思う
米国フロリダ州の中・高公立校で有害図書(不適切マンガ)の撤去が進んでいるらしい。
どうも、暴力的な描写や性的描写が理由にあるようなんやけど…。
ちなみに私は、青年向けのSF系・ファンタジー系・ハードボイルド系のマンガが結構好きで、昔はよく読んでたんだよね。
だもんで「暗殺教室」も楽しく読みました。
いやあ、自分の知ってる漫画が記事になってると、ついつい気になってしまう。
…というか。「暗殺教室」フロリダの学校にあることに驚いた。いや、注目すべきはそこじゃないか。
確かに、この漫画は暴力的っちゃあ暴力的なんだろうけど。(何せテーマが暗殺=殺人ですし)
でも、描写がそんなにエグいもんだったかな、と。
(あまりに激しい描写や表現があるものは私読まないので、印象に残ってないということは、私的にはそれほど衝撃的ではなかったはずなんやけど)
でもまあ、誰かに「有害」認定されたなら、それはそれで仕方ない。
暗殺(人を殺すこと)への描写が「楽しく」「愉快に」「時には正義かのように」、さらにヒューマンドラマや青春ドラマの要素も盛り込んで(一応、学園ものだし)、実に軽快に爽快にハートフルに描かれている部分があるのは否めないし。
とはいえ、そこも含めて「漫画=ファンタジー」、だからこそ「娯楽=漫画」なんじゃないの?って。
でもね、一応漫画好きな私としては漫画に肩入れするけれど、決して、何でもかんでもオールOKってことではないし。
そう考えると、所詮この世の多くは、特に学校は【誰かの価値観とルール】でできているわけだしね。
決定権のある人や組織がNO!って言えば、そうなる仕組み。
って別にヒネくれて言ってるるわけじゃなく。
例えば。
実際に日本の文科省(学校制度)は大戦後、GHQの介入以降、全てにおいてアメリカ政府の許可が必要になり、今もまだその慣習が続いているわけで。
であれば、当事国にある州こそが、そうなんだろう、と。
記事によると
ってことらしい。
これ本気のコメントだったら色んな意味で流石に草だよね。
だから当該の理由はややフェイクなんだろうけど、それにしても雑すぎて草生える。
個人的には「エイリアンのような教師に…」っていう表現に、1938年に米国で行われたラジオ番組を使った民衆のパニック実験がふと頭をよぎる。そんくらい茶番臭がしなくもない。
さてさて。
そんなこんなで思考が飛び火する中。
果たして、「暗殺教室」読んで『教師を殺しても大丈夫』だと思う生徒がいるんだろうか…と考える。
人の問題動向に関連するのは大きく2つ、ということらしい。
(環境や事象などの)後天性の影響か、先天性の遺伝か。
まあ、大体は複合のスパイラルってことらしいけど。
どうなんだろうね…。
トリガーになり得るのか、暗殺教室。