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卒業式・入学式は桜の季節に
卒業式や入学式は桜の季節がいい、という人が圧倒に多いそうです。
というのは、
欧米に合わせて入学式を9月に変更しようと文科省は考えていました。
それが国際基準だからです。
もう既に春入学と秋入学の2回やっている大学が増えています。
そういうこともあって
高校以下の学校も秋入学を実施することにどう思うか、
という1万人アンケートを取ったことがありました。
90%の国民が反対したそうです。
「4月入学がいい」とした理由は、
「入学式は桜の下が似合っているから」
全国の学校になぜ桜の木が植えられているかご存知ですか?
一番最初に植えた学校は海軍飛行予科練習生が学ぶ予科練の校庭。
予科練の校訓は「命を惜しむな。ぱっと咲いてぱっと散れ」です。
その校訓を象徴しているのが桜だったのです。
そして日清・日露戦争の勝利によって
その軍人精神を子どもたちに教えるため、
明治政府は全国津々浦々の学校の校庭に桜を植えました。
そういう背景があっての、あの美しい、見事なソメイヨシノです。
富国強兵のスローガンのもと、「散り際の潔さを」
「死を恐れない軍人の在り方」とイメージさせようと
全国の学校にソメイヨシノを植えたのです。