今後10年で達成したいこと
集団としては集団に対して、常にらしさのあるバリュー出せる人間でありたいし、
個人としては、自分にしか興味ないことに時間を割きたい。
今現在、ドイツにいる自分が見てる、これから10年でしたいことを考えたいと思う。
HEC Paris MBA
おそらく20代はビジネス漬けの毎日になるし、今はそれを望んでいる。しかし一旦立ち止まって幅広い視野に立ち返らないとバイアスがかった状態で進んでしまうと思う。またシンギュラリティによってブランドエクイティの重要性は個人的に上がると考えており、商店街のようなコミュニティが多くの人の挑戦によって創造され、今の時代の流れとは逆行した、今よりも人臭い繋がりがあるコミュニティが増えていって欲しいと思う。そのためにも一旦実業から離れ、学術的観点からを見直す機会を作りたい。
なぜパリでHECか、もちろん真面目な理由はたくさんあるが、アメリカよりヨーロッパがいいし他の理由は以下にある。
フランス語で失われた時を求めてを読む
MBAでフランスに向かうまでにフランス語を習得した状況で行きたい。
そのため今からフランス語を勉強してネイティブ並みの状態でフランス語で現地で議論したい。またその中で趣味的言語学習のモチベーションとしてマルセル・プルーストの『失われた時を求めて』をフランス語で読みたい。
マドレーヌが好きなのも紅茶が好きなのももちろんそうだけど、無意識的記憶や、二重システム理論(Dual process theory)の、システムⅠシステムⅡに2023年に知るきっかけがあり関心がある。また文学的観点と芸術作品に恵まれた環境。そして単語で関心がある分野をあげていくと認識か行動か。そして記憶と意識。AIや嗅覚、三島由紀夫や民藝に関心がある自分にとってこれは死ぬまでに学んで勉強したい。ここはマルセルも取り上げていた部分でもあるし
時間という概念はこれから、量子的ないしはシンギュラリティ以降変わるだろうし、物理学の今後の進展によってはもっと興味深いものに進んでいくこと現在の自分は考えられる。(おそらく更新もされるだろう)
読みたいという衝動に駆られたのはあの話題作であるNetflix のFirstvloveである。昨年末2個の作品をやっと見たが実に良かった。映画オタクの友人らが勧めてくれたスワロウテイル。その監督の岩井俊二さんの弟子の寒竹ゆりさんが今回のドラマの監督であると知ったということと、キャストに満島ひかりさんと知って、お気にいりのドラマが『ごめんね青春』の自分は、留学中になんとか合間を縫って見なければならないと考えていた。
この映画のサブテーマもプルースト効果であり、五感から昔の記憶が呼び出されるというもの。すっかりお気に入りになったドラマのテーマであるプルースト効果について、マルセルプルーストの母国語で小説を読んで現地を訪れるという体験は、自分にとっては極めて文脈的で知的好奇心を満たしてくれる。英語の学習もこのような同期があればもっと積極的にできたのかもしれない。
上記の記事の一部分を引用させてもらったが全くそのようだと感じる。
現在ドイツに来て、さまざまな話題に関して色々な人と議論したり新しいことを知れる環境にいるが、これが動機で新しい単語を知ることができるし、学習の動機になる。日本にいたときはオンライン英会話に挑戦してみたり、本買ったり、授業をとったりいろんなことに挑戦してみたが所詮英語は手段て考えると、目的に語学学習の先にある自分の達成したい自己実現が見えていないとやはりうまくいかないと、頭では分かっていても体感するのには時間がかかった。
本当に楽しい趣味や夢というものは意外に定量で測れないものが多いのに、定量的に測ろうとしてしまうこの行動経済学的ムーブにもし名前がついていたらそれに関しても学びたい。
就活やセンター試験、TOEICやKPIやCVR,株価やROEやCAGR。ほとんど多くの人がこの数字に向き合わなければいけないと錯覚しているがそれも一つの手段であり目的が手段化してしまっている。TOEIC900点とったのに外国の友達がいなかったり外国に行ったことがなかったり。元も子もない。
叶えたいことのために日々コミットしやすいために定量的な目標を置くことで集中しやすいということが重要であって、KPIの達成率のために精神的に追い込まれる社員がいるならそれは違うと思う。
現代は①の比重が多い。③に多くの人のいわゆる仕事のやりがいまたは生きる意味的なものが属する人が多いはずだが、資本主義の流れにのまれアテンションを失う人が多いと思われる。
そんなこと言われても難しい。そんな場合はデフォルトモードネットワークを理解しよう。
Wine
本当にワインは美味しい。そしてワインと食べるメニューも本当に好きである。ParisでもStrasbergでもタルタルとワインの組み合わせは、正直肉好きかつお酒好きな自分にとっては嗜好の贅沢であった。
これはイタリアフランスではやはり楽しみの質を増やすためにも現地語で情報収集し現地語で注文し店員さんと会話したい。
そしてこれは日々の労働の一つの目的にもなる。
ワイナリーを所有。また自社でセレクトしてギフトとしてパッケージ化したい
アフリカ旅行
人類学的観点と疫学的観点からやはり原点のアフリカは観光したいし、エジプトのピラミッドの秘密なんてのは興味深くて仕方がない。現地で現地人に話しかけるためにも英語とフランス語は持ち合わせた状態で行きたいし、日本にいるアフリカ人ともっと交流したい。ドイツに来て感じるのはアフリカの人ほんといい人多い。(他が悪いと言ってるわけではない)個人的に波長が合う人が多く、もっと英語ではなく彼らの母国語で対話できないかなんて考えている。
中でもアフリカが発祥で、デリダも関心を持っているUbuntu(ウブントゥの原則)は本当に関心がある。
ウブントゥの原則とは、西洋の個人主義的、競争的な価値観とは異なり、共同体と他者との調和を強調し、人間の相互関係を尊重するアフリカの哲学的伝統を体現しており、今現在自分の未熟な頭の中にはどこか日本のかつての強い共同体としてあるべき状態を作り上げていた近しい存在なのではないかなと考える。。
以下参考になりそうなドイツのUniversity of Applied Sciences Kaiserslauternの論文である。この分野は非常に興味深く自社の経営哲学に必ず導入したいと考えて言える。
Simone Weil
あまりここでは長く触れないが、自分の好きな哲学者であるシモーヌ・ヴェーユ(Simone Weil)の一節を引用したいと思う。
今現在の主観的考察では、テストステロン値の高さと自責にできるかどうかという関係性は非常に相関があるように感じる。
健康な食事をして、運動をしてよく寝て、友達が充分にいて、毎日他者に感謝して寝ているような人で、ロジカルぶっ壊れたよくわからない社会運動などをしている人は見たことがない。
ヨーロッパに来て感じるのはああいった運動を、多くの人はきちんと否定していると同時にアメリカを見下している人にはよく会う。
(もちろんまともな社会運動はもちろん否定していない。)
もちろん言論は自由なのかもしれないが、そんなことより
『人間が生きていくうえで大事なことは、朝、希望を持って目覚め、昼は懸命に働き、夜は感謝と共に眠る。この気持ちだと思います』
と答えた麻生太郎の答え以上に重要なことはないのではないかと思う。
特に政治的に肯定してるわけでもないが、一人の人間としてかっこいいと思う。
感化された人はぜひこの機会に上記の本を手に取ってみてほしい。
他にフランスのいいところ
・京都並みの文化的閾値の高さ
・LVMHを筆頭に最強のブランディング
・ファッション
・貴族的慣習から生まれた高貴な文化
・クロワッサンとコーヒー
・ヨーロッパの友達にすぐ会える
・ひたすらにフレンチ美味しい
・FKJ
他にもプライベートな夢やビジネスとしての目標はあるが、概ね個人として資本主義の速度の外側にある10年以内にしたいことは、今回記述したようなことである。
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