🌲🎀寒冷地に棲む。10月 落ち葉の写真
(約900文字)
「金木犀は、下におりないと香らないのよ」
こっちに来てできた友人が言いました。
彼女は二十数年前に草津町に嫁いできた方。
一瞬、何を言っているのかわからなかったのですが、
すぐに文脈を理解しました。
草津町には金木犀はほとんどないらしい。
標高1200メートルのこの町は、となり町に出るまでに、車で20分程山を下ることになる。
人々はそれを「おりる」と言うようだ。
また、となり町や、同じ吾妻郡でも中之条辺りのことを「下界」とも言う。
一番近い鉄道の駅はとなりの長野原町ですが、
やっぱりちょっと移動しただけなのに、気温が違いますもの。
ちなみに、同じく香ると季節を感じる「沈丁花」もあまりないらしい。
どうりで。
noterさんの投稿で「金木犀の香り」を目にする中、
あれ?
私、今年、香ってないぞ🤔と思っていたところでした。
さて。
落ち葉が楽しい季節です。
昨日の出勤時。
雨が降ってきたけど、傘を放り出して撮る。
今朝は晴れた。
最高気温11℃、最低5℃。
って、熱海(あたみ)の真冬の気温だわ。
いつも通る道。
やたらでっけぇ葉っぱが落ちてて、気になってた。
たまに空から葉っぱが降ってきては、
シンとした辺りに、カッサ〜っと響きわたって、存在感を放っている。
半年前は知らなかったマツの葉。
これがたくさん落ちて集まっているのを見て、土だと思いこんでいたんだもの。
金木犀の香らない秋が、いつか当たり前になるのでしょうか。
どこかで香った金木犀が、とても懐かしく新鮮なものに思えるのでしょうか。
この記事を書いている今は霧がでています。
洗濯物干してるけど、
ま、いっか。
……
これアップしたら取りこむか!
🍂見て頂きありがとうございました🍂