#15「情報収集力」が上がる新聞の利用法。新聞の読み方・使い方を工夫すれば 情報への感度を高められる 『後悔しない社会人1年目の働き方』
こんにちは、森本千賀子です。本日も『後悔しない社会人1年目の働き方』より、新社会人の心得から、必ず成果・成長に結びつく働き方、効力がある働き方、勝つためのルールなどをお伝えしてまいります!
■「情報収集力」がビジネスの成否を分けるカギ
業種・職種にかかわらず、ビジネスの成否を分けるカギの一つが「情報収集力」です。社会人にとっての情報収集の第一歩は、やはり「新聞」。毎朝欠かさずに目を通したいものです。ビジネスの動向をつかむなら、経済面が充実している「日本経済新聞」がいいでしょう。
昨今はスマートフォンでニュースを読む人も多いですが、慣れないうちは「新聞紙」を読むことをおすすめします。スマホやタブレット端末で見るにしても、新聞紙面そのままの体裁で読めるものがいいでしょう。記事の掲載位置やスペースの大小から「重要度」を判断できますし、紙面全体を見渡すことで、自分の仕事に関係のある記事・興味のある記事を拾い読みしやすいからです。
とはいえ、新聞の情報量は膨大。最初から順番に読んでいくとすべて読み切れないことも多いですよね。そこで、まずは見出しだけ全体にざっと目を通し、興味のあるテーマを先に読みます。時間が余れば最初に戻ります。そのうち、興味がある話題がどの位置に掲載されているのがつかめて、効率よく読めるようになります。
■新聞を毎朝読んで トピックスを3つ書く
さらに私の場合、毎朝、新聞のトピックスやキーワードを3つ選んで手帳に記していました。取引先などとの会話中に新聞記事を話題にしようとしても、「あれ、どんなニュースがあったっけ?」など、なかなか出てこないもの。その点、「書く」という作業をすることでしっかり頭にインプットされます。
選ぶトピックスは、自分が個人的に興味を持ったもの、印象に残ったものでOK。「多くの情報からトピックスを選んで書き出す」――この繰り返しによってアンテナの感度が高くなり、自分の仕事に必要な情報をスピーディに判断、抽出できるようになるのです。
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これから入社を控え社会人一年目として希望に燃えている、もしくはどんなふうに頑張っていけばいいか不安に思っている人、新人としてこの一年を過ごしたもののまだまだ力不足を感じている人。そんな若手ビジネスマンに向けて「後悔しない社会人1年目の働き方」についてお伝えしています。
また、社会人1年目の方だけでなく、若手ビジネスマンの育成、指導をされている 上司・先輩世代の方にもヒントになればと思っております。
『後悔しない社会人1年目の働き方』
仕事場でのルール、「社会」のオキテ、気配りの作法、モチベーションの保ち方、挫折した時の復活の仕方などについて、自身の経験や後輩指導の経験はもとより、企業トップ・人事担当の視点も持つ森本千賀子ならではの考え方・アイデアを伝授します。