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#17 読む本のジャンル選びで 迷ったときは「歴史もの」。話題を共有し、関係を深められる 『後悔しない社会人1年目の働き方』

こんにちは、森本千賀子です。本日も『後悔しない社会人1年目の働き方』より、新社会人の心得から、必ず成果・成長に結びつく働き方、効力がある働き方、勝つためのルールなどをお伝えしてまいります!

前回は、読書を習慣づけることをおすすめしました。しかし、いざ読もうとすると、どの本から手をつければいいかわからないかもしれません。
慣れない間は、次のような方法でピックアップしてみてください。

■自分が興味あるジャンル、テーマの本

まずはこれ。自分が本当に興味を持てることじゃないと、読んでいても苦痛です。読書の習慣が身につくまでは、興味のあるテーマを選びましょう。たとえば、スポーツが好きなら、解説書のほか、プロ選手の著書、そのスポーツを舞台にした小説など。

大型書店に行ってそのジャンルを集めたコーナーで探してもいいですし、ネット書店でキーワード検索してもいいでしょう。ネット書店であれば、リコメンド(ユーザーの好みを分析し、興味を持ちそうな情報を表示するサービス)機能が備わっており、最初に買ったものをもとにおすすめを紹介してくれるので、わざわざ本を探しに行く手間が省けます。

■ビジネス書や自己啓発本

社会人になったからには、ビジネスの感性を磨きたいものです。ビジネス書はたくさん出版されているので選ぶのが大変ですが、迷ったときは、まずは上司・先輩・取引先の人などに「何かおすすめの本はありますか」と聞いてみてもいいでしょう。

■大型書店のランキングで上位に入っている本

多くの方が読もうと思う本には、何かしら惹きつけるもの、役立つものがあると思います。本選びに迷ったら、てっとり早くランキングに入っているものを片っ端から読んでみるのも手です。

■新聞や雑誌などで紹介されている本

新聞や雑誌の書評欄や広告に注目。雑誌では「読書特集」のような企画が組まれ、おすすめの本を紹介していることがあります。そういうものには、本の要約や見どころが書かれていますので、それを参考にしてみるのもいいでしょう。

■好きな「作家」を探してみる

ジャンルやテーマという視点から離れ、「人」で選ぶ方法もあります。作家さんには、魅力的な人、おもしろい人がたくさんいます。トークショーなどに足を運んでみて、好きな作家さんを見つけるのもアリです。ほか、テレビ・雑誌・ネットなどを見ていてピンと来る人物を見つけたら、著書があるかどうかを調べて読んでみるのもいいでしょう。

■迷ったときは「歴史もの」

経営者とのお付き合いがある人であれば、「歴史もの」もおすすめ。経営者には、歴史小説や伝記を好む人が結構多いのです。とくに戦国時代の武将の戦術や人心掌握術などは、経営の参考にもなるようです。雑談中に「戦国武将のなかでは誰が好きですか?」などとたずねてみると、その人の価値観をつかめるかもしれません。 

また、高齢のお客様に接する人にとっても、歴史の知識は役立つことがあります。年齢を重ねた人は、日本人のルーツや、今の日本社会の価値観がどのように出来上がってきたのかへの興味を強めていることが多いと感じます。共通の話題を持てると、「若いのにそういうことに興味を持っているのか」と感心され、評価がアップする可能性大です。

もりちからのメッセージ

これから入社を控え社会人一年目として希望に燃えている、もしくはどんなふうに頑張っていけばいいか不安に思っている人、新人としてこの一年を過ごしたもののまだまだ力不足を感じている人。そんな若手ビジネスマンに向けて「後悔しない社会人1年目の働き方」についてお伝えしています。

また、社会人1年目の方だけでなく、若手ビジネスマンの育成、指導をされている 上司・先輩世代の方にもヒントになればと思っております。

『後悔しない社会人1年目の働き方』
仕事場でのルール、「社会」のオキテ、気配りの作法、モチベーションの保ち方、挫折した時の復活の仕方などについて、自身の経験や後輩指導の経験はもとより、企業トップ・人事担当の視点も持つ森本千賀子ならではの考え方・アイデアを伝授します。


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