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インスタ辞めたら憂鬱が減った話【前編】

インスタグラムの投稿を見て劣等感を感じたことはありませんか?

私は去年の夏、高校時代から長く愛用してきたInstagramを辞めました。写真の投稿が中心だった頃から、ストーリーズやリールが登場するまで、SNSの進化とともに使い続けてきたインスタグラム。ですが、「心の安定」を手に入れるため、思い切ってアカウントを一時停止しました。
この記事では、インスタを辞めた理由やその後の変化についてお話しします。同じようにSNSで悩んでいる方の参考になれば幸いです。

インスタを辞めた理由:心の浮き沈みが激しくなるから

インスタは、私の気持ちを天国に連れていくこともあれば、地獄に突き落とす天才でもありました。
自分の人生がうまくいっているときは、投稿への「いいね」やDMが承認欲求を満たしてくれ、気持ちよくなれます。でも、逆に調子が悪いときに他人のキラキラした投稿を見ると、胸が苦しくなり、劣等感やモヤモヤに押しつぶされてしまうこともありますよね??
例えば、友人が海外旅行に行っている写真を何枚も投稿しているのを見たとき、家で疲れ切っている自分と比べてしまい「なんで自分の生活はこんなに地味なのだろう」と情けない気持ちになることが何度もありました。

実は、インスタアカウントを停止する前に一旦立ち止まってインスタとの付き合い方を工夫しようともしました。
私が実践してみたのは、

  • 投稿しない:いいねの数が気になるから。

  • 特定の友人を非表示:キラキラ投稿ばかりの友人を見ないで済むように。

  • ストーリーを見る人数を絞る:表示される上位10人だけにしてみる。

それでも、結局は近しい友人の投稿ですら、自分と比較してしまうことがあり嫌になりました。他人の幸せを素直に喜べないのは苦しかったです。

インスタを辞めるきっかけとなった出来事

大学卒業後、私は地元を離れて東京で介護の仕事をしていました。介護の仕事は不規則で、連休や華金などの文化とは無縁です。それは覚悟していましたが、大型連休や楽しそうな飲み会の投稿を見るたびに、心は粉々になりました。
特に印象に残っているのは、大型連休中にめちゃくちゃきつかった夜勤をしていたときです。休憩時間にインスタストーリーで友人たちが地元で集まってワイワイしている様子の投稿をみて、「どうして自分だけこんな思いをしながら夜勤をしているんだろう」と涙が出そうになりました。
介護の仕事を辞めて地元に帰った後も、「キラキラと働く大学時代の友人たち」の投稿が私の劣等感を刺激しました。地元に戻り、職業訓練やアルバイト、契約社員と生活をつないでいく私と、キャリアを輝かせている彼女たち。彼女たちに罪は一切ありませんが、彼女らの投稿を見るたびに私は勝手に自分を「劣った存在」だと思い込んでいました。

劣等感と比較癖:発達障害の影響も

私は去年、WAISという検査を受け、ADHDおよびASDの診断を受けました。「やっぱり」という気持ちとともに、これまでの生きづらさの原因がわかった安堵感もありました。
発達障害の特性上、何事も「完璧でいたい」という気持ちが強く、完璧になれない自分とうまくやっている周りの人たちとを比較してはいつも落ち込んでいました。輝く比較対象を永遠と見続けられるインスタグラムは私にとって、時に自己嫌悪を引き起こす「拷問場」のような存在でした。もちろん、すべてを発達障害のせいにはしたくありませんが、少なくとも劣等感が強い原因の一つであることは確かです。
発達障害特性ゆえに劣等感や比較癖が強く出てしまうこともありますが、もちろんそのような特性がなくとも様々な理由から劣等感を感じて他人との比較に苦しむ方々も多くいらっしゃると思います。
他人との比較が癖になってしまっている私たちのような人間にとって、インスタグラムは心の毒であることが多いので、早めにさよならを告げることをおすすめします!


次回は、インスタグラムを辞めてから自分に起こった変化について詳しく書こうと思います。この記事が参考になったら是非シェアしていただけると嬉しいです!

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