親の介護と実家の話+自分のこと(3)
地域包括センターに冷たく断られたので、しょうがなく自分で新しいケアマを探す事にしたことから話は続きます。
結果的に良いケアマネを見つけることができたのですが、もっと早く変えていればよかったのかもしれないと今では感じています。とは言うものの、地方では、そもそもそういった事業所も限られていますし人間関係が濃密なことが多いので変更することも難しいかもしれません。しかしながら、やはり介護に関する窓口はまずケアマネであり、介護制度に関する知識量、そして何より地域の介護・医療などの連携力などは介護度が重くなってきてからとても重要になってきます。だから今、家族の介護に関わっていてケアマネに違和感を感じていたら新しい人を探してみることはおすすめしたいです。
さて、新しいケアマネ探し、どうしたらいいといったらネット検索して電話で問い合わせするしかありませんでした。もしかしたらそんなマッチングサイトもあるのかもしれませんけど・・・。
実家周辺の事業所にいくつか電話をかけました。2・3件断られた後、実家に一番近くにある特養に在宅介護の部門があるのが分かり、そちらに電話をしてみました。その時電話に出てくれたのが新しいケアマネさんで、こう言っては失礼ですがとても当たりの方でした!
最初は、地域のケアマネ同士のつながりもあるのでと躊躇っておりましたが、結果的に引き受けてくれることとなりました。後からわかったことですが、その事業所は地域での第一号の特養であり、経営者は医者であり議員であった経歴がある方で、その経営者に就いて30年くらい介護職をされている方でした。時には私の話など聞いてくれたり、介護業界、地域の事情など、割と詳細に教えてくれたりと、とても頼もしい方でした。また後々語りますが、両親ともに有料の施設に入る事になった時にも、力になる方を紹介いただけもしました。
本当にケアマネによって介護の質が左右されるのですが、残念ながら日本の制度上ケアマネの技量はピンキリだと私は感じています。ですから最初の方に言ったように今のケアマネに違和感を感じた場合は、変更することも視野に入れて頂きたい、そして同時にケアマネの知識向上にも国は力を入れて欲しいと切に願います。