流之助’s MOVIE TALK #1
第1回「ラッシュアワー」
映画「ラッシュアワー」(1998年アメリカ)
あらすじ
キャスト
出演者
ジャッキー・チェン
クリス・タッカー
監督
ブレット・ラトナー
流之助の感想
小さい頃からジャッキー・チェンが好きだ。もちろん、現在進行形で。
毀誉褒貶ある俳優だけれど、彼のアクションは私の中に眠る少年魂を熱く燃え滾らせてくれる。
米中(ジャッキーは香港だけど)のコラボレーションを気軽に楽しめる1998年という製作年に複雑な思いを巡らせないこともないけれど、そんな現実世界のアレコレを持ち込まず、ただただ心を踊らせて視聴するに限る。
別に自分の身内でもないのだけれど、小さい頃からジャッキー・チェンの映画を見て育った私にとっては、我らがジャッキー・チェンがアメリカに!という気分満載である。特にリアルタイムで観た当時の感覚を思い出すと尚更その思いが強くなる。
アメリカに行ってもジャッキー・チェンはジャッキー・チェン。
時にはガンアクションもこなすが、基本的にはその場の物を活かしたカンフーアクション。あの凄まじい身体能力でもって、あっという間に私は魅了されてしまった。もう、ニヤニヤが止まらない!
相棒役を演じたクリス・タッカーも最高。
ジャッキー・チェンと同様、キャラクター描写はテンプレ的な扱われ方をしているけれど、口八丁で相手を煙に巻く様子は楽しいし、決めるべきシーンはバッチリ決めてくるところが、悔しいけれどカッコイイ。
ふたりの組み合わせのバランスもまた良い。
ジャッキー・チェン演じるリー刑事は、一見クールに見えて中身は熱い男である。
それに対して、クリス・タッカー演じるカーター刑事は明るくて派手好きだが、冷静になるべきところはわきまえている。
最初は反目しあっていたが意気投合して相棒に、という展開はベタだが無理がなく自然。
ベタさがマイナスになっていない。
こういうのが観たいのよ!なニーズを受分に満たしてくれるのだ。
それではここで、流之助的イチオシのシーンをご紹介(ややネタバレ?)。
それは、クライマックスの一歩手前のアクションシーン。
中国の歴史的な遺産である高価そうな壺が置かれた舞台。そんな大切な物を割ったら大変!というように、ジャッキー・チェン演じるリー刑事は壺を支えながら悪者をのしていく。
かなり不利な姿勢で、時には複数人を相手に、片方の手や足を封じられつつ何とか守りきった直後、哀れ銃弾が壺を粉々に!
シリアスなはずのアクションシーンが、ジャッキー・チェンならでは!!なコミカルかつ切れ味満点な演出を挟むことでエンタメ性が増している。
トホホ…な表情のジャッキー・チェン。これだよこれ!と言わんばかりな私。
そしてもちろん、エンドロールにはNGシーンがあるのでお忘れなく!
おわりに
これまでに何度も観ていて、その度に、先の展開が分かっているのに面白い!
そんな作品のひとつが、この「ラッシュアワー」でした。
続編である「ラッシュアワー2」についても後ほど観て感想記事を書く予定です。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
流之助