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昨日は、エコッツェリア協会さまとのコラボ企画で、大手町の3×3Lab Futureでお話をさせて頂きました。

皆さん色々ご予定があるであろう3月の金曜日夜、ゲリラ企画に快くご参加下さった方々、ご予定を返上して駆けつけて下さった方々、本当にありがとうございました。トークショー終了後の懇親会では、参加者の皆様と色々お話できて、とっても楽しかったです。

さて、昨日のセッションで一番お伝えしたかったのは、「突個性×共創力」を大事にしていきましょう、ということ。

組織、特に行政のような公共性や継続性の高い組織で仕事をしていると、没個性になりやすいのです。実際、そのことが尊重されてもきました。また、異なる分野への異動が多い自治体のような組織では、自分の軸を認識しづらく、キャリアや生き方・在り方に対する自身の考えや思いも希薄になりやすい。
気づいたら、自分は何ができるのだっけ、どんな生き方がしたいんだっけ、とキャリアの迷子になってしまうことも。それはあまりハッピーな状態ではありません。特に、人生100年時代、今いる職場から離れた後も、延々と人生が続いていくであろうことを考えると。

これまで、没個性的であることが尊重される背景として、組織秩序の維持や安定への配慮があったと思います。
組織秩序の維持や安定は、組織運営上、とても重要です。
私自身、前職では、スタッフ時代も、マネジメント層に移行してからも、重視していました。
一方で、個が埋没しやすい組織の中にあっても、意識して自身をみつめ、個を磨いていくことは大切だと思っていましたし、今では更に強くそう思います。

自身を深掘りし、自分軸を確立していくことで、より主体的に目の前の業務に向き合えるし、他者の価値にも敏感になり、尊重できるようにもなります。
何よりも、自身の人生にオーナーシップをもてる、そう思えることは、すごく充実感があります。

個を磨き、オンリーワンの自分らしさを自分にも他者にも可視化していくことを、「突個性」と呼ぶとして、私が考える「突個性」は、組織秩序の維持と相反するものではありません。
とにかく個を際立たせスタンドプレーをすることや、十分な勉強をせずに、或いは場を理解せずに、思うがままに振舞ったり発言したりすることを指すものでもありません。自分軸をきちんともち、自分を大切にすることの裏返しとして、相手の立場や感情や価値を理解し、場や組織の意味も理解し尊重する、という在り方です。

もう一つのポイントとして、「共創力」の重要性を感じています。自分一人でやれることは限られているし、世の中、自分にはない素晴らしいアイデアやスキルを持っている人が沢山いるのです。
私がこれまで手掛けたプロジェクトは、「共創」によって生まれたもの、実現したものばかりです。「共創」によって、大きなものは数百億、数十億規模で、数十万人やもっと多くの人たちにサービスを提供する案件から、無償で10名規模の案件まで、多くのプロジェクトが実現し、多くの方々に喜んでいただくことができました。
「共創力」については、また別の機会に書きたいと思います。


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