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旅行=散歩

私の旅のこだわりというか考え方は「旅は散歩感覚で」というもの。
これは初めて一人旅をした頃からほとんど変わっていない考え方で
どういうことかと言うと、旅行というものを必要以上に特別視しないということなのだ。
例えば「絶対にここは行きたい、これは見たい、食べたい….」と目的をもっていったとする。
目的を持つのは良い事だと思うのだが、それがあまりにも強いと予期せぬアクシデントに陥った時にがっかり具合が半端では無いことになってしまうだろう。
それが原因で旅自体が台無しになってしまっては元も子もないと思うのだ。

コペンハーゲン(デンマーク)

私は「まぁ、ここは行きたいけど駄目になってもいっか」くらいの気持ちでいるようにしている。
これは、旅にこだわりが無いからできることなのかもしれないが、これくらい軽い気持ちの方が突然のアクシデントにも笑っていられるというものだ。
電車が来ない、フライトがキャンセルになった、お店が臨時休業になっていた…旅行というものはアクシデントが付きものなのだから現地に行ってその街の人と同じ景色を見て、空気を吸ってのんびり歩くだけでも良いものだと思っている。

美術館へ

旅行に行く際最初に調べるのがその街の美術館である。
大して美術に詳しいというわけでは無いのだけれど、雰囲気が好きなのだ。
特に現代アートを展示している美術館が良い。
あの独特の建築、まばらな人、しかしそれに対して大きな空間…その異空間がたまらない。
ミュージアムショップのチェックも欠かせない。

ブタペスト(ハンガリー)

パートナーの存在

ここまで書いていると自分が旅に慣れている人間のように見えるが実際は全くそうではない。その逆で一人ではポンコツになるほど計画性がない。
基本的に何も知らずにパートナーについて行くことが多い。
フライト時間も知らず彼にこの時間に家を出ると言われれば準備をし、空港で乗る機体を知り、現地に着いてホテルの場所を知る。
周りの友人には「マジか…」と言われるがマジなのだ。
これが私の旅スタイルである。
勿論ずっと金魚の糞のように着いて回るわけではない、たまに率先して前を歩いたりもする。
計画を立てるのが得意なパートナーに感謝しかない。

終わりに…

ここまで書いてきたが私のこだわりは「旅行=散歩」ということだ。
旅行に行って疲れたくないから無理に街中を歩き回らないし、雨が降ればホテルでぼーっとして過ごすこともある。
そしていつの日か「あ、そういえばあの国行ったな」と思い出に想いを寄せる日が来る事を私は楽しみにしている。
その時にもきっと記憶力の良いパートナーに僕の間違った記憶を正されながら笑い合っているだろう。

#私のこだわり旅  

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