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走って拾ってウェルネスエコな街巡りイベント開催【神谷町めぐまちプロギングvol.2】

1977年に港区虎ノ門に含まれ旧町名となった神谷町を走り、神谷町をキレイに、そして神谷町を知ることができるイベントとして開催したのが「神谷町めぐまちプロギング」。2024年5月のvol.1に引き続き、vol.2を10月12日(土)に開催しました。世代を超えて参加者全員がポジティブな気持ちになれるウェルネスエコなイベントの様子をお届けします。

神谷町めぐまちプロギングの魅力

自己ベストではなくゴミ拾いに専念したランニングとしてスタートしたプロギングは、ジョギングしながらゴミを拾う新しい形のフィットネス。2016年頃からスウェーデンで始まるとともにヨーロッパで流行し、今や世界100ヶ国以上で楽しまれている環境にやさしいスポーツです。
 
そんなプロギングを神谷町で実現したのが、「神谷町めぐまちプロギング」。ジョギングとゴミ拾いが掛け合わされることによるフィットネス効果、ゴミ拾いで街がキレイになる爽快感、神谷町の歴史や文化を学ぶ知的好奇心、そして参加者同志で楽しむという心の充実感を得られることが何よりの魅力です。

360度いろいろ見ながら楽しむのがコツ!

やさしい太陽の日差しが心地良い秋晴れに恵まれたイベント当日。集合場所の東京ワールドゲート屋外広場(TWGスクエア)には、約50名の参加者が集まりました。

前回でも大好評だった、受付時に手渡されるオリジナルドライTシャツは、今回はグリーンカラーでご用意。プロギングジャパンのマミーさんが進行役を務め、神谷町ナビゲーターの中村(森トラスト社員)から、イベントの主旨とともに「ごみが落ちている下を見て走るだけでなく、前、横、上、いろいろ見て神谷町という街を楽しんでほしい。」と神谷町めぐまちプロギングの楽しみ方を紹介しました。

さぁ、大きな円を作って準備運動開始。肩や腕、股関節をぐるぐる回したり、ジャンプを取り入れた動きで体全体を温めていきます。プロギングを初めて行う方も多いということで、マミーさんが教えてくれた3つのポイントがコチラ。
 
1.できるだけ遠くのゴミを見つける
2.体の横でゴミを拾う
3.ゴミ拾いの瞬間は腰を落として拾う
 
この3つを意識することで、動作がスムーズになったり、フィットネス効果を高めることにつながるそうです。

自分の体力に合わせて選ぶプロギングは全部で3コース。「芝公園、東京タワーコース<約3km>」、「大使館、坂満喫コース<約2.5km>」、そして一番距離が長い「日比谷公園遠出コース<約3.5km>」と、神谷町エリアの特徴である「緑」「坂」「国際性」を楽しめるコース設定です。東京ワールドゲートを出発点に、神谷町のシンボル的なスポットに寄り道しながらゴミ拾いを行っていきます。

はじめましての方も、リピーターの方も、一緒にプロギングする仲間を知ろう!ということで各チームで自己紹介。チームで気合を入れ、いよいよ出発です。

青空の下、みんなで楽しくゴミ拾い!

プロギングを楽しむ最大のコツは、拾いたいゴミだけ拾うこと。「拾わなければならない」という義務感で動いてしまうと「疲れたからもういいや」と思ってしまうことも。参加者同士で楽しくおしゃべりしながら、拾いたいなと思ったら拾う、くらいの感覚でOKです。

そしてプロギングのキーワードとなるのが声掛け。ゴミ拾いができたら袋を持っている方の名前を呼ぶ、ゴミ拾い完了できたら「ナイス!」と呼びかける、この単純なルールがチームの団結力を高めてくれるのも魅力のひとつです。

実際にプロギングを行ってみると、最初は緊張気味だった参加者の方々も走りながら話しているうちに話が盛り上がる場面も。トライアスロンやマラソンの経験者はもちろん、神谷町エリアに住んでいる方、働いている方、そしてリピーターさんと、年齢や性別関係なくさまざまな方が参加してくださいました。

虎ノ門ヒルズなど、新しいビルを眺めながら都会の景色を楽しむこともあれば・・・。

緑に癒されることも。歴史ある公園や緑化に配慮した施設も多く、緑の中をゴミ拾いしながら走るという非日常の雰囲気は、皆さん心から楽しまれていたようでした。

信号待ちなどちょっとした時間に参加者同士で撮影を楽しむなど大盛り上がり。いろいろな方と話す機会にもつながります。

プロギングの成果で約7.5kgのゴミを回収!

3チームそれぞれのコースでゴミ拾いを行いゴールした後は、各チームで回収したゴミの重さを計測。3チームで合計約7.5kgのゴミ回収に成功しました。

大人はもちろん、お子さまも参加してくれた今回のプロギング。ポジティブな力で足元から世界を変えていくというモットーを通じて、神谷町を知るきっかけや新しい出会いにつながると嬉しいです。

神谷町の豆知識を知る「プロギングクイズ」

神谷町めぐまちプロギング後半は、「プロギングクイズ」を開催。神谷町ナビゲーターの中村と、麻布商店街のインターンで広報活動を行っている高校生の山ちゃんが登場し、日本で最初に指定された公園や、アメリカ大使館とホテルオークラの間にある坂、愛宕神社で有名な出世の階段の呼び名の理由など、神谷町にまつわる豆知識クイズを出題しました。

プロギングのルートにヒントがあったようで、答えの3択を見ながら同じチームメンバーで「これだっけ?」など話し合う姿も。

小さなお子さまが自信を持って答えるなど、微笑ましいクイズ大会となりました。

おなかを満たすお土産もゲット!

Vol.2となる今回のイベントは、プロギング参加者にプレゼントをご用意。東京の緑をまもる・育てる・活かす取組を行うプロジェクト「東京グリーンビズ」提供のグッズと、食とウェルビーイングがテーマのコミュニティ・カフェ「神米茶寮(しんまいさりょう)」の神谷町どらやき(純米酒粕の白粒あん)がギフトされました。

東京グリーンビズのグッズには、お出かけガイドのほか、植物の種を発見。神米茶寮のどらやきもモチモチ食感で「美味しい!」と参加者も絶賛でした。
 
 
神谷町をキレイにして、神谷町を知っていく、神谷町めぐまちプロギング。初参加の方からリピーターの方まで、たくさんのご参加ありがとうございました。