【御殿山モノガタリ 4th story】御殿山で「こども哲学」してみよう!
あらゆる属性の人が集う御殿山を継承すべく、地域・住民・学校・企業が結びつく場として新たなストーリーを紡いでいくプロジェクト『御殿山モノガタリ』より、こども哲学をテーマにしたイベントを2023年11月19日(日)に開催しました。
こども哲学・おとな哲学を発信するNPO法人アーダコーダのたかこさんとようこさんを中心に、午前の回ではゲームを通じて、午後の回では絵本を使って「こども哲学」にチャレンジしました。
午前の<ゲーム大会で「こども哲学」してみよう!>では、自分の名前を伝えて自己紹介からスタート。「こどもも大人も考えよう」「思ったこと考えたことを話してみよう」「ムリやり話さない」「違いは、チャンス」「意見や考えは変わってもいい」を意識して、拍手まわしのゲームからやってみることに。拍手しながら自分や隣の人の名前を発するなど少しずつ難易度が上がってきたところで、お楽しみの「てつがくバスケット」に挑戦です。フルーツバスケットをアレンジしたこのゲームは、お題に合わせて椅子を取りあうというもの。ゲームを介して自分の気持ちや新しい考えに気づいたり、なぜそう思うのか?を言語化することが狙いです。親子でも「そんな風に思ってたの?」と相手の知られざる一面を発見する機会にもなったようです。
最初は「ズボンをはいている人」「髪が肩より長い人」など事実に関するお題でしたが、慣れてくると「昨日うれしいことがあった人」「自由って素敵なことだと思う人」「ロボットがもっと増えた方がいいと思う人」など個人の価値観が見えるお題に。さらに「なぜそう思ったのか?」その理由をみんなに教えるという、日常であまり聞けない子どもたちの意見にママたちも興味津々でした。てつがくバスケットに慣れてきたら、カードの内容を自分たちで作るオリジナルバージョンにも挑戦。相手のこと、自分のことを知る機会になったと感想を伝えてくれました。
そして午後の回は、<絵本を読んで「こども哲学」してみよう!>。今回は「たまごにいちゃん」(作・絵:あきやまただし、出版社:鈴木出版)をアーダコーダのおにぎりさんが読んでくれました。たまごにいちゃんの絵本を読んだ後は大人グループと子どもグループに分かれ、それぞれどう思ったか、どう考えたかを伝え合うトークタイムに。子どもたち一人ひとりの「なんでだろう」「どうしてだろう」という気持ちを大切に、みんなで話したり考えたりしました。
大人グループは、絵本から感じたことだけでなく、兄弟間や他者との比較など価値観について真剣に話し合う場面も。実体験などを交えたお話で盛り上がりました。
子どもグループも「小さい子がうらやましいと思ったことある?」という先生の問いに対して
「赤ちゃんだと怒られない!」と自分の意見を発信。「たまごのままがいい?たまごが割れた方がいい?」の問いにも「たまごのままだと違う鳥に間違えられる」「大人(たまごが割れた方が)になった方がひとりでどこでも行ける」など核心をつくような一言も飛び出しました。
午前と午後それぞれの視点から哲学してみた今回のイベント。いつも一緒にいる家族の新たな顔を知る機会になったと大変好評でした!ご参加いただきました皆さま、ありがとうございます!
今後も定期的にイベントを開催!
「歴史×未来」「教育」「ウェルネス」「X-Tech(クロステック)」をキーワードにした無料イベントを今後も定期的に開催。
今後の開催情報は御殿山トラストシティの公式サイトや公式Instagram・Facebookおよび森トラスト公式LINE、地域コミュニティアプリ「ピアッザ」にてお知らせしますので、ぜひチェックしてくださいね。