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クロール|泳いでいてキックが止まるのは関節ロックが原因

大人スイマーの方が
クロールを泳いだりするときに
「キックが止まってしまう」の
根本的な原因は「疲労」ではありません。

結論からお伝えすると
「股関節」と「膝関節」が
ロックしてしまうからです。

もちろん、
「意識が脳に近い部位(足より腕)
の方に行きやすい」
…と、いう特性も人間にはあります。

ただし、
キックを打つことを意識しすぎると
問題も発生します。

それは皆さんご存知の
「力み」です。

多く方は、
水平姿勢で「力む」と
以下のように股関節と膝関節が
伸び切ってしまい、
ロックしてしまいます。

(以下の動きを是非、
陸上で試されてみてください。)

このように膝と股関節をピンと伸ばした状態が関節ロック。

このように
股関節と膝がロックした状態では、
足を細かく動かすのは
ほぼ不可能です。

頑張って、左右交互に細かく動かそうとしても、かなりの筋力を使ってしまう。

そこで、
重要になってくるのが
この股関節と膝関節をロックせず
「遊びを作る」ことです。

この状態は、股関節と膝がロックしていない、遊びがある状態です。
この状態だと、より細かく容易に左右の足が交互に動きます。

尚、この姿勢で
足を動かすことを意識した
過去の陸トレ映像がこちらです。

そして、
オリンピックなどの
トップスイマーは
膝が伸びているように見えますが、
実は伸び切っていないのです。

その理由は、
「キックが速い選手ほど反帳膝」
だと、言われることにあります。

反帳膝はこちら⬆︎

トップアスリートのバタ足で
「膝が曲がっていないように見える選手」は、
実は「膝が正常に伸び切っている風」に
見えるだけで、
まだ「遊び」があるんですね。

…かと、言って
無理に反帳膝を目指すのは
非常に危険ですので、
けっして目指さないようにして下さい。

なので、
膝や股関節がかたくなって伸びない方ほど、
ロックがかかりやすいので
より緩めておくことがコツになります。

尚、
股関節や膝がロックしやすい人は、
キックーーー!!!
足動かせーーー!!!

と言われると力んでしまい
余計、足が動かせなくなるので
注意が必要ですね!

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