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Q&A|スタート後やターン後の浮き上がりがうまくいきません…

ご質問頂きましたので
お答えさせて頂きます!

Q.
大会に出る度に、
スタート後の浮き上がりや
ターン後の浮き上がりなどが
うまくいきません…

泳ぐ以前で、
モチベーションが削られます…。

森せんせー、
何か対策はありますでしょうか?

A.
浮き上がり後
泳ぎへ繋ぐためには
いくつかのポイント
決めておくのがオススメです。


そのポイントとは、、、

①スタートの泳ぎ始めのポイント
②そこまでのキックの回数
③ターン後の泳ぎ始めのポイント
④そこまでのキックの回数

平泳ぎであれば、、、
①1ドルフィンを打つ・ひとかきを始める距離
あたりですね!



良くレースの感想などで
「飛び込んだら深くなってしまって
浮き上がりに失敗した」的な
話しを聞くのですが、
トップスイマーでも
そういうことはよくあります


実際、
オリンピックのレースを見ていても、
「あれ?今のは…」と
感じるときはあります。

「入水の際に組んでいた手が外れた
(これ世界マスターズの私)」や
「思ったより高く飛んでしまい、
入水が深くなった」というのは
昔から選手の間でもよく聞きますし、
今のトップスイマーでも同様です。

もちろん日本だけでなく、
世界的にそうなんですね。

しかし、選手たちはなぜ
「多少狂っても上手く誤魔化せるのか?」
ってとこじゃないですか?
私たちが知りたいのは…。

あれは、
予め「ドルフィン8回」とか
「バサロ11回」とかを
「決め打ち」していて、
入水後に状況を見て
「1回減らす」
「早めに水面に向かう」などの
選択をしているわけです。

飛び込んで
入水してから
「えっと、ドルフィン何回にしよう」
なんてやってないんですね(笑)

背泳ぎの選手なら全員、
「◯回バサロを打つ」っていうのが
決まっていますし、
平泳ぎにしても、
入水後に蹴伸びをしていて、
速度が下がりそうなところで
1ドルフィンを打って、
速度が下がるポイントを遅延させてから
ひとかきを始めると、
そこで万一深く入ってしまった場合は
1ドルフィン〜ひとかきの間に
姿勢を変えながら少し深さを調整する
わけですね。

このように、
スタート後やターン後の
水中動作〜浮き上がりの部分の動きの選択は、
まさに競泳では数少ない
「状況判断が必要なスキル」が
求められます。

しかし、
それには最初の軸となる数値
(ドルフィン回数など)や
感覚が決まっていないと、
状況に応じた対応が難しくなります。

なので,
普段のダイブやターン後などの練習から
「ドルフィン何回」と
決め打ちして練習しておく必要があります。

その「何回」を決める段階で、
色々な「試し打ち」が必要なんですよね.


臨機応変に動けるということは、
事が起きる前に「いくつか対策」や
「基準」が決まっている
ってことなんですね。


もし宜しければ、
参考にされて、
日々の練習に生かされて下さい☺️

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