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自分の身は自分で守れるようになってもらいたい。
今日は
水泳の話ではないですが、
プールで起きた
ちょっとしたお話しです。
本日、
横浜国際プールで鬼練(レッスン)を終えた後
ロッカーで着替えていると、
小学生低学年の男の子が
友達のタオルや上着を投げて
暴れていました。
どうやら
横浜国際プール主催のキッズスクールに
参加している子供のようでした。
他の利用者の方達にも
投げたものが当たりそうで危なかったので、
「どうして、モノを投げてるの?」と聞きました。
すると、
「アイツがオレにムカつくことをしてきた!」
と話しました。
そのムカつくと言われた子供は
少し引き気味で
真剣な顔で逃げ回っていました。
「まぁ、そうだとしても
モノを投げるのは危ないからやめようね」
と、伝えると
「黙れ!!」
と、言われてしまいました(笑)
(あ〜、これはマズいやつだなぁw)
と、思いすかさず
その子の持ち物に書いてある名前を
確認しました。
(コーチとして職業病)
「◯◯くん。
今、黙れって言ったのかな?」
…と、聞くと
「うん、言った。」
…というので、
「そっか、それは残念だね。
担当のコーチに、
このことを話しておくからね。」
と伝えて、
ロッカーを出ました。
ロッカーを出ると
ちょうどお母さんが
その子の名前を呼んで
「◯◯ー!早く出てきてー!」と、
叫んでいました。
そこには
スタッフの方もいたので、
お母さんにも声かけました。
「◯◯くんのお母さんですか?
今、ロッカーで友達に嫌なことをされたようで
その子の持ち物を投げていたので、
危ないと注意したら、
『黙れ!!』と言われてしまいました」
と、お伝えするとお母さんは驚いたように、
「え!本当ですか!
大変申し訳ございません…」
と、頭を下げてくれました。
「いえいえ、それは問題ないですが…
僕が心配なのは、
今の世の中って
怖い人が沢山いますよね。
ニュースで小学生が
包丁で刺されたなんて話も
最近多いですし…
僕みたいに
身体が大きい男の人にも
怯むことなく
『黙れ!!』って
言えてしまうことが、
非常に怖いことだと思います。
今回は、
僕だったから良かったですが、
これが他の人だったら
どうなっていたか…。
自分の身を守るためにも、
自分がやったことが
如何に怖いことなのかは
ちゃんと教えてあげて欲しいです。
でも、
枠に囚われない勢いの良さは
きっとアスリートには
向いていると思うので、
しっかり水泳を習って
オリンピックでも目指して下さいね。
余計なこと言ってしまって
申し訳ありませんが本当に、
彼のことが心配だったので
お話しさせて頂きました。」
と、お話ししました。
お母さんも
すいません、すいませんと
謝られていました。
いつもならなるべく、
見過ごすようにはしているのですが、
今回だけは、
彼の将来に危険を感じでしまったので、
ついついお節介をしてしまいました。
子育ては、大変ですよね。
だからこそ、
他人に協力してもらうのも
大切だと思います。
スイミングコーチは
水泳を教えるだけの先生ではありませんので、
そういうときは、
力を借りて良いと思います。
俺は“選手”を育ているんじゃない。
“人間”を育ているんだ。
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