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劣情

煌めいて、過去は美しく変わってしまう。劣情。君は美しくなる。美しくなった君は、消えてなくなる。
感覚だけになれたらよかった。僕は、君への恨みとともに消えて、憧れとともに生きる。君の眼差しはいっそう、儚く美しくなる。
ひとり取り残された僕は、劣情にさいなまれて、生き恥をさらすが如く生きる。

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