
怖い支援者。
「それで、どのように事実と違うのか、私達スタッフ全員で説明いたしますので、こちらにいらして頂くことはできませんか?」
わたしは以前、某有名支援団体の代表者から、このように言われたことがある。
これだけだとキリトリになるので、是非、拙著『自閉女(ジヘジョ)の冒険』のpp.140-144と、その伏線のpp.69-126をお読み頂きたい。
そのうえで、その補足として書くが、
そもそもなんで、いじめで精神を病んだ自閉症の人(彼らはそのことを解ったうえでやっている)に、そのように言わなくてはいけないのかということだ。
説明するだけなら一人だけでもいい筈だが、なぜ「私達スタッフ全員で」なのか?
この人達、やってることが極左の総括と酷似している。
ちなみに、この支援団体の代表者も、元・日教組だったそうだ。
「あなた(=わたし森口)の原稿(※その団体の不祥事について告発する投稿)は、私達スタッフ全員で、「事実と違う」ということで、意見が一致いたしました」(同書p.140)
とその彼女は言うけど、
可否を問うのに決議するのならまだしも、
ある事柄が事実か否かについて、その出来事を知らない人達(不祥事をやらかした当のスタッフはこの時点までに遁走している)がたくさん寄り集まって「事実と違う」と決議するのは意味不明だし、
そもそも、ある事柄が事実かどうかを判定するのに、多数決に従うべきなのか。
これこそ少数意見への迫害だと思うし、学校でのいじめや学級会とどう違うのか。
たぶんこうやって、一個人の証言というのは潰され、消されていくのだろう。
あの時、わたしの投稿について、「事実と違う」として集団で決議した人達、
もとい、わたしを吊るし上げようとした人達は、一部はその団体に残り、一部は別のNPOなどに移り、あるいは新規のNPOを立ち上げていった。
(まるで、がん細胞の転移・浸潤とそっくりだ。)
のちに(この出来事の6年後)、この団体はとんでもない事件を起こした。
具体的には、彼らの運営するフリースクールの会員である未成年の女性に対して、性暴力事件を働いた。
そしてさらに彼らは、そののち20年間にわたってその事件を隠蔽した。
こういう暴力団体(言葉の暴力も含む)や、その(元)メンバーが、今も笑顔で悩める子ども達の支援をしているという現実を、もっと私達は重く受け止める必要があると思う。◆
(2025.1.11, 12追記)