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不便になることは、本当に不幸なのか?

不便になることは困ること
という一面的な見方でなく、
寛容に捉えれば、
巡り巡って
良い還元があるかもというお話。

いわゆる郵便局が「郵便配達日の繰り下げ」を段階的に実施している。
わたしが住む地域でも、1月下旬から適用になった。

これまで翌日に届いていたものが、翌々日になる。

木曜日に郵便局の窓口で普通郵便を出しにいったとき、
「月曜日の配達になります」と言われ、
事前に知っていたので、ひどく驚きはしなかったけど、
あぁ月曜日か、週末を挟むと案外遅いな…と、感じた。

働き方改革の昨今、しょうがないな…
と思いつつ、この繰り下げに慣れるのにはちょっと時間がかかりそう。

フィンランドのマリン首相は、
「1日6時間労働、週休3日の導入」
を、目標に掲げているようだ。

これだけを聞けば、多くの人が「やったー!」と思うに違いない。

が、同時に訪れるデメリットも押さえなくてはいけない。
そのひとつが、「サービスの不便さ」。

あくまでも、想像の範囲に過ぎないが、
人数(人口)はこれまでと同じで、単純に1人当たりの労働時間を減らした場合、サービスを提供する側は、作業行程やサービスを減らすこととなる。

例えば、水道から水がでなくなり修理を依頼するときに、
これまでであれば、土日にも駆けつけてくれたサービスが、「土日はお休み」になるかもしれない。
「土日は買ってきた水で我慢してね」と言わんばかりだが、実際にそうなるだろう。

郵便物配達日の繰り下げは不便だ、という人が仮にいたら、その見方は一面的だ。

それはあなたが郵便局員ではないだけで、もしあなたが郵便局員であったら、不便と思うどころか、バンザイで喜ぶに値するだろう。

(郵便局内部では喜ばしいことばかりではないだろうが、ここは話の単純化のためにそういうことにしておく)

「不便さ」と、わたしたちのQOLは、
こんなところで密接につながっている。

不便さも回り回って自分に還ってくるのだとすれば、寛容に受けとめたい。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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かくたりさ
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